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「逃げ切った」はずの人生を襲う、老後破産を回避せよ~リタイヤ入門(完)=俣野成敏

国債は次世代への「一方的な押し付け」

誰もが、見て見ぬ振りをしている日本の借金。その多くが国債によって賄われていますが、前出のアタリ氏は、国債の性質がどんなのものなのかについて、このように述べています。

公的債務とは、主に次世代のマネーによって、現世代が必要とする支出をまかなうものである。…将来、公的債務の返済や借り換えを行なわされる世代は、一般的に公的債務が発生した時点では、投票権を持っていない。つまり次世代の人々には、自らが主権者として支持していないにもかかわらず、既成事実としての主権債務を負わされるのである。

出典:『国家債務危機』著:ジャック・アタリ/刊:作品社

考えられる日本の「現実的な未来」

国が成長し、人口が増えている時には、未来に対して借り入れをしてもいいかもしれません。しかし、今の日本はその逆を行っており、少子高齢化社会に突き進んでいる状態です。

もちろん、国とてこの現状を、手をこまねいて見ているワケではありません。いろいろな少子化対策を打ってはいますが、効果は限定的なものにとどまっています。仮に対策がうまくいったとしても、目に見えた効果が表れるには、最低でも20年以上の年月が必要です。

予測によると、日本の人口は2055年には1億人を割り込み、さらに75歳以上の人口が占める割合が25%を超える見込みだと考えられています。こうした超高齢化社会がどのようなものなのかは、まだ誰も目にしたことがありません。

今のところ、想像のつく現実的な未来をあえて申し上げるのであれば、

  1. 移民を受け入れて、老若のバランスをとる(他所から連れてきて補う)
  2. 高齢者が高齢者の面倒を見る老々介護社会の到来(かつては“支えられる側”だった人にも、“支える側”に回ってもらう)

のどちらかになるのではないでしょうか。

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