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次の金融緩和の時期は、米利上げか、国内消費増税のタイミング?

超金融緩和による株価上昇力の限界

●QE2
10年11月に発動 NYダウは政策発動目の8月下旬の安値から発動後の12年2月高値まで期間4カ月で約24%上昇。

●QE3
12年12月に発動 NYダウは政策発動前の11月安値から発動後の13年5月まで6カ月で約23%上昇。

いずれも期間6カ月で2割以上の上昇をして、この上場後にQE2も3もNYダウは乱高下の波乱含みに移行している。

利上げとNY株価については先週号で述べた。

日本の場合、アベノミクス相場の始動は12年11月14日の衆院解散決定日の8,665円からで、13年5月高値まで約80%上昇したが、「異次元緩和」は13年4月4日だった。それは既に「第1の矢」(大胆な金融政策。敢えて「大胆な」と付けた)と組閣前から言っていたことで、12年12月から市場では織り込んでいた。その後、黒田バズーカ砲2が1月末に出るまでボックス相場が続いた。

黒田バズーカ砲2は、10月31日~15年4月23日高値20,252円であって、日本も約6カ月で10月安値から4月高値まで約39%上昇である。

いずれにしても超金融緩和による株価上昇力は6カ月と見ておいた方がよかろう。

これで黒田バズーカ砲による上昇力は一段落とするところであろう。

黒田バズーカ3を期待しての4月第1、2週の海外筋の猛烈買い越しは肩すかしを食ったことになる。もし黒田3を温存しているとしても“伝家の宝刀”を抜くべき時は、次の場面であろう。米利上げ、景気条項を抜き去った国内消費増税のアンチGDP的な動き、(今は考える時ではないがいずれは来るべき)出口戦略に備えて発射台を高くしておく(下駄をはかせておく)時期、等々の諸条件を考慮の上でなければ“伝家の宝刀”は鞘ばしることはない。

“伝家の宝刀”と言うものは抜かないからこそ、鞘の内にあるからこそ“伝家の宝刀”としての凄味を持つのであって、鞘ばしったらそれで終わりだという筋合いのものである(抜かずに鞘の内にあるからこそ凄味を持つ、というのを居合の一派では「保剣」という。鞘の内に剣を保っておく、の意)。

山崎和邦 週報「投機の流儀」』(2015年5月17日号)より一部抜粋

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