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今から5年後、日経平均は史上最高値の3万8,957円を更新しているか?=田中徹郎

日経平均の最高値更新は2020年の今頃か?

現在の株価が約2万2,800円(※編注:本稿執筆時点)…PERが現状程度で動かないと仮定すれば、日経平均3万8,957円に届くために、企業の利益は今の水準から70%増える必要があります。

3万8,957円÷2万2,800円≒170.9%

さて、この70%です。

先ほど申しましたように、例えば1996年当時と現在を比べると、1株当たり利益はすでに4倍程度に膨らんでいますし、昨年度(2017年3月期)の実績と比べても、今期は20%の増益が予想されています。

もし20%増益のピッチが来期以降も続くなら、70%増益は3年で達成です、株価は半年ほど先を織り込もうとしますので、日経平均最高値更新は2020年の今頃ということになるでしょう。

もちろん未来はこれほど単純ではありません。消費税の増税も今度はあるでしょうし、為替だってどう動くかわかりません。北朝鮮問題も深刻化するでしょうし、好事魔多し…調子が出てきたところで、またまたリーマン・ショックとなるかもしれません。

それでも1996年以降の20年強を振り返ると、この間、企業の利益が4倍にもなっているのもまた事実です。例えば向こう5年…。5年がだめなら、10年…。

こんな時間軸で見ておけば、決して日経平均の過去最高値も夢ではないと僕は楽観しています。

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一緒に歩もう!小富豪への道』(2017年11月8日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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