fbpx

トルコリラ安が止まらない。6月24日大統領選までのデスロードに近づくな=今市太郎

6月24日には大統領選挙が開催

6月24日には大統領選挙を控えているトルコですが、これでエルドアン氏が再選されれば、正式な大統領制がスタートします。

そうなれば、いよいよエルドアン氏の指示に中央銀行が従わざるを得なくなるのではないかという市場の不安が高まることになり、より一層トルコリラが売られる展開も十分に考えられる状況となっています。

買い増ししても「強制ロスカット」が近づくだけ

本邦の個人投資家には、長期にわたってトルコリラ円を買い持ちしてスワップを稼ぐことを定石としている方も多いと思います。

とにかく月足で見ても一貫して下落し続けているトルコリラ円を、「ドルコスト法」などと称して定期的に相場下落時に買い増ししても、それは単にナンピンをしているだけにすぎません。

損失が大きくなり、最終的には投入できる追証も枯渇して、結局「強制ロスカット」にひっかかる。あえなく証拠金の大半を失って終了…となりかねないことは、十分に意識しておく必要があります。

この1ヵ月はかなり危険

特に足元の急落状況は、選挙結果が出るまでは継続する可能性が極めて高いでしょう。

下手をすれば1トルコリラ=20円を割り込みかねないところまで来ているだけに、できることならば一旦、損失なり利益なりを確定して、相場が安定したところで入りなおすといった勇気が必要になってきているといえます。

とくにトルコリラ円は架空通貨で実需がありませんから、一旦パニック売りが出ればスプレッドが開き、まともな金額では売り切れなくなる危険性が極めて高いことも、十分に理解しておかなくてはなりません。

ここからの1か月はかなり危険な時間帯に入ることになりそうで、早めの決断が必要です。

続きはご購読ください。初月無料です


※本記事は有料メルマガ『今市太郎の戦略的FX投資』2018年5月24日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。

<初月無料購読ですぐ読める! 5月配信済みバックナンバー>

※2018年5月中に初月無料の定期購読手続きを完了すると、以下の号がすぐに届きます。

・材料の特定できない為替市場~トレンドが出るまでエントリーは保留がお勧め(5/25)
・トルコリラフラッシュクラッシュ~6月24日の選挙終了まで様子見がお勧め(5/24)
・イラン核合意から離脱する米国にもたらされるドル安効果(5/23)
・ゴルディロックス状態に戻った米国株式市場~しかし金利上昇の影響は確実にではじめている(5/22)
・ICOは証券取引所を介さないネットのIPOに非ず~詐欺に厳重注意(5/21)
・ブロックチェーンという最強のはずのプラットホームで起きたモナコインの盗難事件~仮想通貨終了に繋がる大問題(5/18)
・レバ10倍規制に備えてくりっく365で取引してみた~その結果は?(5/18)
・常態化しはじめた米10年債3%超金利(5/17)
・想像以上に深刻な米大使館エルサレム移転~本格テロによるリスクオフ相場に警戒が必要(5/16)
・6月2日開催の米朝首脳会談~相場に影響はでるのか?(5/15)
・米10年債を徹底的に売込む強気ヘッジファンド~果たして米債金利はさらに上昇するか?(5/14)
・新興国通貨の下落が揺さぶる米国のゴルディロックス相場(5/11)
・低レバ時代到来であえて海外業者を利用してみるという選択肢について(5/10)
・トランプ・イラン核合意離脱で米債金利再上昇に厳重注意(5/9)
・FAANGこけたらNAS終了か~ナスダック総合指数に占める割合が過去最高に(5/9)
・市場との対話ができないカーニー総裁~ポンド取引は超危険なディール(5/8)
・格下げで窮地のトルコリラを見限りメキシコペソでスワップを稼ぐ(5/7)
・米債イールドカーブフラット化は過剰流動性とトランプ政策が原因か(5/4)
・M&A狙いのポンド買い~大成功か?それともやってはいけない?(5/3)
・よい金利上昇と悪い金利上昇~一体米国はどっちだ?(5/2)
・FSAとうとうFXの証拠金レバを10倍引き下げ年内実施か(5/1)

<こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー>

※5月分すべて無料の定期購読手続きを完了後、各月バックナンバーをお求めください。

4月配信分
・歴史的南北会談の影でひっそり2%物価目標を取り下げた日銀~またデフレに逆戻り?(4/30)
・金融庁よ店頭FX業者のレバを弄る暇があるならより厳密な仮想通貨取引所のシステム監査を実施せよ(4/27)
・トランプ政権究極の目論みは第二次プラザ合意によるドル安実現との噂(4/26)
・とうとう4年ぶりに3%を超えた米10年債利回り~案の定株式相場は大幅下落(4/25)
・ドッドフランク法改悪でジャンク債乱発の米国相場~懲りずにサブプライム的バブル再来か(4/24)
・日米首脳会談のツケはこれから延々と払わされる展開か(4/23)
・米債は逆イールド必至の状況~不吉なサインで相場はいつ下落する?(4/20)
・やはり表に出てこない日米首脳会談の米国側要求内容(4/19)
・貿易に関する温度差満載の日米首脳会談~ポイントはトランプのゲリラツイート(4/18)
・いよいよPM ABEステップダウン相場の準備をする時間帯に(4/17)
・ドル円はここからどこまで下押しするかに大注目(4/16)
・ロシアルーブル暴落が市場に与えるネガティブインパクトとは?(4/13)
・国内では風前の灯の首相の訪米で始まる円高祭り~短期筋の仕掛け売り注意(4/12)
・どこまでガチンコ勝負か?米中貿易紛争~中国が為替を切り下げれば一番損するのは日本(4/11)
・市場参加者はトランプを大きく見誤っている~正確なトランプ把握が投資の成功を招く(4/10)
・新年度相場異変~国内金融機関、機関投資家が外債を買わない可能性大(4/9)
・コインチェックを買収したマネックスは何故独自に取引所システムを開発しなかったのか?(4/6)
・USTRの対中関税1300品目で見えてきた米国コストプッシュインフレの恐怖(6/5)
・米株をけん引してきたビッグ5株異変~暴落はトランプ起因で起きるのか?(4/4)
・海外勢は森友スキャンダルを想像以上に嫌気している~さらなる日本売りも(4/3)
・米10年債金利上昇一段落で一旦小康状態の日米株価は4月中盤また動き出す(4/2)

3月配信分
・コインチェックNEM盗難は結局盗み得~ほぼ全額処分されて盗まれ損のくたびれ儲け(3/30)
・ただものではない北の刈上げ君~米国と会談とりつけすかさず中国に接近(3/29)
・米中の貿易裏交渉が成立すればいよいよ矢面にたつのは日本・ドル円か(3/28)
・佐川証人喚問でも外人投資家の疑念は払拭できない(3/27)
・日本政府も金融市場もトランプの恐るべき戦法を理解していない(3/26)
・米中貿易戦争勃発~中国が米債爆売で米国株価はリーマン級暴落も(3/23)
・4月辞任説も飛び出すABEXIT~それでも日銀の政策は簡単には変わらない(3/22)
・三角持ち合いを下抜いたNYダウ~果たして下落かだましか?(3/21)
・さすがに能天気な国民も切れた?いよいよABEXITに備えよう(3/20)
・今年は彼岸底ならぬ3月末底抜け相場?(3/19)
・トレンドレス相場~果たして様子見か超短時間足トレードか?(3/16)
・辞任・解任お構いなし?トランプの人とは違う政権運営方法(3/15)
・相場はまだ森友問題を織り込めていない(3/14)
・とうとう始まったトランプの対日貿易赤字叩き~ドル安は一段と進む?(3/13)
・金融庁の監督は腑抜け~国内の取引所はスルーして海外業者で取引せよ(3/12)
・トランプ関税に対する中国の報復が米債売りなら米株春の暴落祭り実現も(3/9)
・気がつきゃ誰もいなくなる?トランプ政権の高官辞任インフレ加速(3/8)
・トランプ関税から見える独りよがり~相場暴落の引き金を引くのはトランプ自身か?(3/7)
・米朝協議は本当に実現・功を奏するのか?(3/6)
・森友公文書偽造で安倍政権退陣ならドル円どこまで下がる?(3/6)
・逆張りの神様ポールチューダーまで加入したベアマーケットフレンズ(3/5)
・話題にならないことしきりのイタリア総選挙に想定外の事態はないのか?(3/2)
・ドル円107円巨大オプションがもたらす特別な動き(3/1)

2月配信分
・FRB新議長は議会証言で市場のパウエルプット期待を温存(2/28)
・はじめてビットコインの確定申告してみた~がこんなもの決済通貨としてはまったく機能しない!(2/27)
・ビットコインを滅亡に追いやるのは本邦のインチキ取引所だ~Zaifの体たらくに見る仮想通貨取引所の絶望的危険度(2/26)
・すっかり融和ムードの平昌五輪のあとトランプはまさかの戦争仕掛ける?(2/23)
・米10年債金利3%超は危ないのかまだ平気なのか?(2/22)
・バブル相場で死なないためには一旦全部意識しておりるしかない(2/21)
・パウエル新議長就任後3月FOMC利上げ断行で相場暴落スイッチオンか?(2/20)
・一転悪性インフレをもたらす下手人となったトランプ~相場暴落はこれからが本番(2/19)
・続投決定黒田日銀の最大の敵は本当のインフレ到来(2/16)
・トランプ政治は財政不安を加速させているだけか?(2/15)
・底値の見えない株価~ドル円は107円下抜ければ105円以下に沈没か(2/14)
・株式相場の暴落を下落率からみてたいしたことないというのは大間違い(2/13)
・トヨタ今期最高益で始まる米国の円安叩き~ここからは円高必至(2/12)
・単なる一時的調整ではなさそうな足元の相場状況(2/9)
・プロも個人も適温相場ボケ?~VIX空売りで死亡者多数の惨状(2/8)
・相場の暴落には意外に決定的要素がないケースが存在する(2/7)
・盗まれなくてもどんどん市場から消えていくビットコインって一体どういうこと?(2/6)
・立春過ぎても春より先に到来しそうな相場大幅下落の恐怖(2/5)
・損失の事前想定がしっかりできるのがFXの大きな魅力(2/2)
・結局暴落の洗礼を逃げ切って退任するイエレン(2/1)

【関連】なぜ金融庁は日本のFX市場をぶち壊すのか? 年内に「レバレッジ10倍規制」実施へ=今市太郎

【関連】日本人のビール離れが止まらない。大手4社の「生き残り」対策に明暗=栫井駿介

【関連】中国当局がひた隠す本当の「GDP成長率」を、人工衛星と人工知能が明らかにする日

1 2

今市太郎の戦略的FX投資』(2018年5月24日号)より抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中

今市太郎の戦略的FX投資

[月額880円(税込) 毎週月・火・水・木・金曜日]
個人投資家がもっと得難いファンダメンタルズを徹底的に集めテクニカルで売買チャンスを探るFX投資家のためのメールマガジンです。土日を覗く平日毎日の配信となりますので、確実に日々の売買に役立てることが可能です。

いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー