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カショギ氏の死亡を認めたサウジ~トランプの出方次第で相場大荒れ必至=今市太郎

サウジ当局はカショギ氏がトルコにある同国領事館内で死亡したことを正式に認めました。トランプの今後の出方次第では、再び米債券・株式が大荒れになります。(『今市太郎の戦略的FX投資』今市太郎)

※本記事は有料メルマガ『今市太郎の戦略的FX投資』2018年10月20日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。

困るのは実はトランプ? 中間選挙前に米債券・株式はまた暴落か

ムハンマド皇太子、絶対絶命

サウジアラビア政府に批判的なジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏がトルコで行方不明になっていた事件で、サウジ当局は20日、カショギ氏がイスタンブールの同国総領事館内で死亡したことを正式に認めました。現在、18名が拘束されて取り調べを受けているとされています(※編注:原稿執筆時点2018年10月20日)。

サウジ当局は、「カショギ氏と関係者との間で殴り合いとなった結果、死亡した」というストーリーを依然として維持し続け、サルマン国王やムハンマド皇太子の関与を否定しようとしているようです。

ただ、すでに米国内の報道では2日に同氏を暗殺する命令を受けた15名がイスタンブール入りして殺害に及んだことは間違いないようで、すでにトルコの空港内のカメラからこの15名はムハンマド皇太子に近い当局者、警備関係、情報機関員、法医学者などで構成されており、ムハンマドの側近であることが明白になりつつあります。

米国との話し合いによりこの週末まで時間を稼ぐことのできたサウジアラビアは、あくまで皇室と関係なく起きた殺害事件であると説明を継続するのか、事実に近いことを開示するのか。それ次第で米国の対応も大きく変わることになり、想像をはるかに超えるほど大きな問題になってきています。

すでにカショギ氏殺害時に記録された音声の中にはオタイビ・駐イスタンブール総領事の声も記録されているようですが、外国特権を利用したのか同領事はサウジアラビアに逃げ帰ってしまっており、次々と悪い情報がリークされる始末です。

事実関係から見ると、ムハンマド皇太子は無関係という説明では国際社会が納得しないところまで追いつめられていることがわかってくる状況です。

米国はどう打って出るのか

トルコからの牧師開放では、キリスト教原理主義者から高い評価と支持を得ることに成功したトランプ大統領。

しかし、ことサウジアラビアに関しては娘婿のクシュナーを使って関係強化に努めてきており、しかも昨年5月サウジ訪問時に日本円にして12兆円ほどの軍事品の売却に合意するなど、何かと都合のいい存在であったことは間違いありません。

ここでサウジに対して一気に厳しい制裁などを加えることになると、11月5日から開始されるイランへの石油関連制裁を前に、サウジからの代替原油供給を期待していた部分が崩れます。

原油価格が大幅に上昇しかねない状況となることから、米国がどう打って出るのかが注目されます。

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