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株高の終焉は近い?市場が織り込んでいないFRBの“裏切り”に警戒=子貢

早期利上げ観測が後退したことにより金融市場は活況を取り戻しつつあります。この株高はいつまで続くのでしょうか?メルマガ「本格株式講座 世界情勢最新分析報告書」を配信する子貢さんは「長続きしないだろう」と見る人のひとり。その根拠とは?

米利上げ観測後退で始まったこの株高はいつまで続く?

活況を取り戻した金融市場、FRBの金融政策に優るものなし

次回のFOMC(連邦公開市場委員会、10月末予定)では利上げが見送られると言う見方が急浮上、霧が晴れたかの如く金融市場は活況を取り戻し、株高と市況商品高が同時進行しています。

この活況に助けられたのが、上海株式市場とユーロです。良好な地合いで国慶節休暇を終えられたことで、上海株価指数は反発。ユーロも対ドルで値上がりしました。

上海総合指数 日足(SBI証券提供)

上海総合指数 日足(SBI証券提供)

ユーロ/米ドル 日足(SBI証券提供)

ユーロ/米ドル 日足(SBI証券提供)

ロシアがシリアでの空爆を強化し、地上部隊を投入しても、フォルクスワーゲン(VW)の不祥事が留まるところを知らなくとも、FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策に優るものはありません。

因みに、ロシアはカスピ海からもシリアを空爆したものの、その内の何発かはイランを誤爆したと伝えられていますが、それは嘘で、ロシアによるイランへの威嚇に他なりません。

両国とも事実を否定していますが、オバマ米国大統領の宥和政策で中東に権力の空白が生じていますので、この地域でプーチン露大統領に対抗できる勢力は存在しません。

それから、サムスン電子が予想以上に内容の良い決算を公表しましたが、これは韓国官民を挙げての粉飾、国内の公企業(公社)への売掛金が膨れ上がっていることが予想されます。

一方、北朝鮮のミサイル発射が取り沙汰されていますが、対日外交に本腰を入れねばならないこの時期に、ミサイルを発射して地ならしを台無しにするはずがなく、仮に発射したとしても、それは中国に対する威嚇ですから、日本を外して撃つことになります。

毎年の様に日本人がノーベル賞を受賞していますが、その多くが、いわゆる理系部門で、平和賞と文学賞を合わせて僅か3名、経済学賞に至っては皆無という惨状です。

そのノーベル賞なのですが、オバマ大統領に平和賞を授与したり、カーター元大統領が平和賞を受賞した理由を「イラクへ派兵したブッシュ政権に対するあてつけ」と公言し、特に平和賞に関して仕切っていた選考委員が昨年、実質的に解任されました。

従って平和賞の選考基準そのものが「反オバマ」寄りになった訳で、オバマ大統領と反りが合わない安倍総理の意向に背いて受賞者を決める筈がありません。

安保法案が通った直後に、連続して日本人が受賞したのは偶然か、考えれば分かります。

あるいは憲法第9条や核兵器廃絶運動団体に平和賞が授与されるか、安倍総理の神経を逆撫ですることはあり得ないと考えるのが順当です。

首肯できるのは、今回の平和賞受賞者が「曲がりなりにも複数政党制による民主化が進捗しているチュニジア」であり、これに対し一党独裁の中国の反応が極めて鈍かった事実で、これを「面当て」とみる意見は、決して的外れではないと考えられます。

「この株高は長続きしない」3つの根拠

さて、今回の株高ですが、長続きしないとみられます。

まず、国際秩序が不安定化していること、世界各地で爆弾テロが頻発しているのも、社会情勢が流動化しているから、無秩序ほど市場が嫌うものはありません。

次に、中国人による「爆買い」の終焉が挙げられます。

小売業の中間決算は総じて好調ですが、「爆買い」の規模が縮小しているのは、報道からも明らか、中国人来日者は周囲から金を借りまくってますから、「爆買い」の終わりは、中国全土から余裕資金が枯渇しつつあることを意味します。

何よりも忘れてならないのは、FRBの「裏切り」を市場が織り込んでいない現実です。今回の市況好転は、「ご意見番」フィッシャーFRB副議長が利上げに否定的な発言をしたことが原因、ですから根拠は何もない訳です。

むしろ下げ余地が増した分だけ、危険度が高まったと言わざるを得ません。

ただし、11月4日(郵政3社上場)まで一定水準を保って推移するかも知れませんが、その場合は次の「谷」が深くなるだけです。

【関連】ノーベル経済学者シラー博士「米株の調整は道半ば、だが恐れすぎるな」

本格株式講座 世界情勢最新分析報告書2015年10月10日号より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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