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カンボジア、イマドキ男子の「親孝行」事情。平均月給100ドルの国で帰省に700ドル!

お盆と正月、年に2回は給料以上の親孝行が当たり前!?

親孝行のために700ドルも用意したチビットさん。僕にとって「偉いなぁ」と思うこの行為も、彼に言わせるとカンボジア人にとっては普通のこと。

どれだけ給料の低い人でもお盆の時期には最低200ドル、それ以上に稼いでいる人なら最低給料1ヶ月分以上は親孝行のためにお金を準備するそうです。

しかもお盆だけでなくお正月も同様に準備をするというのだから、本当に凄いですよね!

ちなみにチビットさんの家族は4人兄弟。彼が一番の稼ぎ頭なので700ドル、それ以外の兄弟も稼ぎに応じて200ドル程度のお金を持ち寄ります。

そうして持ち寄ったお金の一部を親に渡し、残りは家族団らんの食事などにあるそうです。

熱心な仏教徒の多いカンボジアでは、お盆(プチュンバン)には家族でお寺に参ります

熱心な仏教徒の多いカンボジアでは、お盆(プチュンバン)には家族でお寺に参ります

日本ではこうした機会にお金を集める場合は、多少稼ぎが違っても兄弟であまり差が出ないようにしますが、カンボジアでは違います。

チビットさんの家庭では、経済的な理由から兄弟全員に十分な教育をすることはできません。そんな中、自分だけが大学まで通わせてもらったので「その感謝を家族に返すのは当たり前だ」と言っていました。

帰省のついでに家族みんなで動物園へ。こちらの旅費も家族分をチビットさんが払います

帰省のついでに家族みんなで動物園へ。こちらの旅費も家族分をチビットさんが払います

僕がお盆や正月に親元を訪れた際には…親に料理でもてなしてもらうなどしてお金を使わせてしまっていることが多いので、こんな話を聞いているとちょっと胸が痛くなります。

チビットさんが「正月(カンボジアでは4月)に向けてまたお金を貯めないと」と語ってくれた笑顔、まぶしすぎます。

そしてお盆やお正月だけでなく、毎月の仕送りもしっかりしているというので本当に頭が上がりません。

さらには仕送りだけでなく「いつかお母さんに家を買ってあげたい」と続いたので、話を聞いている僕がノックアウトされそうでした。

すいません!もう勘弁してください!!

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