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実は意外に立場が弱い大家さん…入居者は対等なビジネスパートナーの意識を=姫野秀喜

フリーレントを2か月つけていた物件でやられました。最低2年の契約を8か月で退去し、違約金を支払わないまま入居者と連絡がつかなくなって思ったことです。(『1億円大家さん姫ちゃん☆不動産ノウハウ』姫野秀喜)

プロフィール:姫野秀喜(ひめの ひでき)
姫屋不動産コンサルティング(株)代表。1978年生まれ、福岡市出身。九州大学経済学部卒。アクセンチュア(株)で売上3,000億円超え企業の会計・経営計画策定などコンサルティングに従事。合間の不動産投資で資産1億円を達成し独立。年間100件以上行う現地調査の情報と高い問題解決力で、顧客ごとに戦略策定から実行までを一貫してサポートしている。

やられちゃいました!フリーレントの罠

大家さんと入居者さんは対等なビジネスパートナー

2月の一発目から、残念なことがおきました。

私の物件で、フリーレントを2か月つけていたアパートがありますが、その入居者と連絡がとれなくなってしまったのです。

その物件ではフリーレントを2か月つけるかわりに、最低2年の契約をお願いしています。そして、携帯電話の解約違約金と同じように、1年未満の解約の場合は違約金を支払うという設定にしています。

今回の解約は8か月なので、残念ながら違約金が発生します。管理会社がそのように連絡しました。その途端、入居者と連絡がつかないようになったとのことです。

結局、入居者は管理会社にペナルティも払わずに退去してしまったそうです。

いや、ひどい話です。

家賃滞納自体は保証会社から支払われるので大丈夫ですが、この繁忙期の時期に原状回復をさっさとやらないといけないですし、手間がかかります。

大家さんは慈善事業ではないですし、決して余裕があるわけではないのです。

今の大家さんの約半分は地主ではなく、自分でゼロから資産を築いている人なので、資産を持っているんだからよいだろうなんていうのは的外れです。

といっても人間は、自分の経験したことのない立場を想像することはできません。

人口でいえば大家さんは圧倒的にマイノリティです。

大家さんを経験したことのない人は、大家さんの立場を想像できないのは当然です。そのため大家さんの立場を良くするために主張しても、共感されることはないでしょう。だからこそ、私は地主、サラリーマン大家を含むすべての大家さんの立場から主張し続けるのです。

大家さんと入居者さんは、基本的にビジネスパートナーとして同等の立場だと私は考えています。

もちろん大家さんが事業者としての義務を果たすのは当然ですが、入居者さんも消費者として約束は守らなくてはいけないのです。

消費者だからなんでもかんでも許されるというのはダメです。

さて、私は大家さん(地主、サラリーマン投資家)の味方と公言していますが、勘違いして欲しくないことがあります。

それは、あくまで社会通念上、法令上、市場経済において論理的に正しい主張をするならば、大家さんの味方という意味です。

入居者の権利を侵害するような法外な損害賠償を請求するとか、無茶な追い出しをかけるとか、そういうことを正当化することはありません。

今のマーケットは家余りで、大家さんのほうが立場として弱いと言えます。

しかし、法令などはマーケットの状況に対応できておらず、ただでさえ弱い立場をいっそう弱くするような法律になっています。

そんな不平等な状態を少しでも改善したいと思っています。

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image by:BT Image / Shutterstock.com

1億円大家さん姫ちゃん☆不動産ノウハウ』(2019年2月1日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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