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「抑揚がなくパッとしなかった」2018年に続き、GDPデフレーターが語る2019年の日本経済は?=高梨彰

「何等かの刺激を受けない限り厳しそう」な2019年

改めて、日本のGDPデフレーターを見ますと、2016年にガクッと落ちて、2017年・2018年と「ちょいマイナス」。GDP成長率そのものよりも、商売の感触や生活実感にも近い感じがするのですが、どうでしょうか。

これを前提としますと、2019年の日本の生活実感は「何らかの刺激を受けない限り厳しそう」となりそうです。

ちなみに四半期毎のデフレーター推移は、2017年10-12月期から順番に、
-0.2%
-0.2%
-0.1%
+0.1%
-0.1%
となっています。

2018年は「抑揚の少ないパッとしない年」だった、とGDPデフレーターは語り掛けています。欧州経済も厳しそう、中国も微妙。となると相場はますます米国との連動が高まってきます。

米株先物と日経平均先物の値動きが、バカにされていると思うくらい同じ動きがするのも納得です。

<今回のまとめ>

・GDPデフレーター、2018年は2年連続の「ちょいマイナス」
・2016年には息切れとなった様子を端的に示しています
・単にパッせず日本の独自性がないだけなので、日本市場は米国市場を追うのみです

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2019年2月配信分
  • クリスマス商戦、米ネット販売は苦戦(2/15)
  • GDPデフレーターが語る日本経済(2/14)
  • 景気回復「実感していない」、50%未満ならバブル(2/13)
  • 銀行、サイモンとガーファンクルにはなれない(2/12)
  • 現場の話が出ないと材料視もされず(2/8)
  • なじみが薄い「実質賃金」、政権安定の一助(2/7)
  • トランプ演説、今回は大人しく(2/6)
  • 「上げ続け」の「強め」(2/5)
  • 1月は良かった米経済(2/4)
  • 少子高齢化の写し絵、大手金融決算(2/1)

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【関連】エコノミスト予測は当てにならない? IMFが下方修正した日本の0.5%成長をどう読むか=高梨彰

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2019年1月配信分
  • 「おしん」と化したパウエル議長(1/31)
  • データを信じるからこそ(1/30)
  • 語学学習の価値、企業価値にも(1/29)
  • 平和なニュースの中に(1/28)
  • 爆風スランプは知っていた、統計への接し方(1/25)
  • 中国がくしゃみをすると(1/24)
  • 緩和は続くよダラダラと(1/23)
  • IMF予測が日本の社長さん達を擁護(1/22)
  • ブラックボックスへの気後れ、相場上昇の源(1/21)
  • 毎月勤労統計がウソだったとしても(1/18)
  • 原油価格下落への満足感が続く限り(1/17)
  • 政治の膠着、焦れた買戻しを呼ぶ(1/16)
  • 今年、国債暴「騰」が気になります(1/15)
  • 海鮮丼にはなれない日本株(1/11)
  • トランプの「お行儀」とFedの利上げ路線(1/10)
  • 米中楽観・景気慎重、昨年とは逆の心理(1/9)
  • ビットコインとエスペラント語(1/8)
  • 柔軟という名の行き当たりばったり(1/7)
  • 原油安、喜ぶトランプ、下げる株価(1/4)

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2018年12月配信分
  • 20181228 #0431 AIとリスク管理と乱高下(12/28)
  • 値上がりしたらしたで…(12/27)
  • 作文も難しい相場(12/26)
  • 二百三高地と化す市場(12/25)
  • 株安続くと、「借金返して」増える(12/21)
  • パウエル議長、外野の声は気にしない(12/20)
  • グリーンスパンの金言(12/19)
  • パッシブ運用のアクティブな動き(12/18)
  • 国破れて山河在り(12/17)
  • 量的緩和終了、量がなくなりましたから(12/14)
  • 相場の風は収まりつつ(12/13)
  • 週末、警戒感は一服するので(12/12)
  • 節操のないメディア、節操のない相場(12/11)
  • 「国語の答えは一つ」(12/10)
  • 「うわっ、へいせい…」に通じるFedの感覚(12/7)
  • 落ち着かないまま年末へ(12/6)
  • 米国債の理屈っぽさは筋金入り(12/5)
  • 地味に「逆イールド」(12/4)
  • 良いとこ取り(12/3)

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2018年11月配信分
  • 米中、そして日の存在感(11/30)
  • パウエル議長の腐心(11/29)
  • 『じみへん』な米中の駆け引き(11/28)
  • 話題が多過ぎ、株も債券も買戻し(11/27)
  • 日銀の株買いが神出鬼没だと…(11/26)
  • マネロンメール(11/22)
  • 株安でも米国債が買われないんです(11/21)
  • 「昔への回帰」への値踏みが始まる(11/20)
  • 株式市場、西高東低の気圧配置(11/19)
  • コメントと心理との乖離が気になりますが(11/16)
  • 米下院、金融危機の呼び水となり得る存在に(11/15)
  • 埼玉県民の日でも相場は動いています(11/14)
  • 米国株は2%下落、なのに日本株は3%…(11/13)
  • 原油2割下落、省エネは何処に(11/12)
  • モデスト・モデレート・ロウバスト(11/9)
  • カネ余りと財政悪化、いい勝負(11/8)
  • 予想がアテにならないならば(11/7)
  • ニュースアプリが怖くなりました(11/6)
  • 中間選挙の結果をみるよりも(11/5)
  • 街はクリスマス、米経済には陰り(11/2)
  • 日銀「下振れリスク」、国債「暴騰」リスク…(11/1)

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2018年10月配信分
  • トランプが株安をツイート(10/31)
  • 「追証を解消する方法」が届きました(10/30)
  • 投信販売強化の記事、銀行株買いの基準にも(10/29)
  • 「もっと」がしぼむ(10/26)
  • 「怖さ」を考えてみます(10/25)
  • 「〇×ショック」が出て来ない(10/24)
  • トランプの都知事化(10/23)
  • 海外観光客が示す円安基調(10/22)
  • 暗示に掛かり難い相場(10/19)
  • 恒常的なFedと市場との乖離(10/18)
  • 半値・61.8%戻しが飛び交う買戻し(10/17)
  • ロイター記事で気付く自然な相場への回帰(10/16)
  • ニヒルな日本金融市場(10/15)
  • 恐怖の源が見えてきた(10/12)
  • 米金利上昇が株下落に繋がり(10/11)
  • 「株と為替」だけじゃなく(10/10)
  • 賑わうところ、割を食うところ(10/9)
  • 決戦は金曜日(10/5)
  • 「久しぶり」の金利水準と市場の落ち着き(10/4)
  • 「10月がピーク」を示唆するあれこれ(10/3)
  • 市況における枕詞(10/2)
  • 二国間交渉発、株高行き(10/1)

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2018年9月配信分
  • 安倍総裁「圧勝」による「疑似」踏み上げへの期待(9/20)
  • 米国債の落ち着きに視点は移る(9/19)
  • 気が付けば踏み上げ(9/18)
  • 日経平均、「上抜けするなら今日でしょ」(9/14)
  • 新型iPhoneに思うこと(9/13)
  • 横綱の座が危うくみえる日銀(9/12)
  • 買って相場が上がったのに損が出る(9/11)
  • 早合点や希望的観測(9/10)
  • 「何時でもカツアゲ」対象の日本(9/7)
  • ご無事を願います(9/6)
  • 「強い」米経済、悪影響は「待つ」(9/5)
  • たまには算数でも(9/4)
  • 「やっちまった」と認めること(9/3)

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2018年8月配信分
  • 9月、一旦深呼吸(8/31)
  • トランプ発言に右往左往するよりも(8/30)
  • 大阪、魅力向上中(8/29)
  • 海外頼みとは言いたくないものの(8/28)
  • パウエル議長による、ルール変更のすすめ(8/27)
  • 「10周年」が増えて来る季節(8/24)
  • ビットコインETF、却下されました(8/23)
  • パウエル講演気になるものの(8/22)
  • 米石油、代替手段に埋蔵金(8/21)
  • イナゴばかりじゃ…(8/20)
  • ニジマスでもサーモン、50兆円でも80兆円(8/17)
  • 日銀は前場には動かないのでしょうか(8/16)
  • 情熱の薔薇を咲かせるには(8/15)
  • トルコ問題の調査でお困りの方に(8/14)
  • 日米通商協議というオバケ(8/13)
  • スタンドの涙踊りと旧態依然とした企業(8/10)
  • 何言っても合っている日本経済(8/9)
  • 米国債、15日の償還・利払い前に…(8/8)
  • 金価格高騰の国もありますが(8/7)
  • サマータイム、医療関連株でも物色しますか(8/6)
  • 突飛さだけではない、政治のリスク(8/3)
  • 不安な割に損が拡大しない「坊や」たち(8/2)
  • 「いいひと。」ネイサン(8/1)

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2018年7月配信分
・「曖昧過ぎる」日銀(7/31)
・「お客様は神様です」という弱点(7/30)
・第三の矢「ガイアツ」(7/27)
・FANGに振り回されるだけ(7/26)
・朝三暮四(7/25)
・「金利上げちゃダメ」により金利上昇(7/24)
・「黒田タンカー」(7/23)
・政治の緊張感欠如が生む酷い相場(7/20)
・官製相場の限界をみているのかも(7/19)
・貿易戦争でも利上げは続く(7/18)
・錯覚してしまいます(7/17)
・米国、服はお安く(7/13)
・「識者」と市場のズレ(7/12)
・過熱感とトランプ(7/11)
・買戻し一巡のサイン(7/10)
・自律反発でしょうか(7/9)
・原油高懸念が各方面から(7/6)
・「売れる投信は、売りやすいから」(7/5)
・6日までは我慢でしょうか(7/4)
・損切りを遅らせるだけ、日銀の株ETF買い(7/3)
・短観、慎重なのも仕方ないけど(7/2)
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2018年6月配信分
・もう梅雨明け(6/29)
・コスト転嫁の可否と国のB/S(6/28)
・下がり難くなる変動率(6/27)
・あみんじゃないのよハーレーは(6/26)
・日銀審議委員さま、銀行員研修を勧めます(6/25)
・心理悪化よりカネ余り(6/22)
・NYダウに制裁?(6/21)
・銀行強盗と仮想通貨のハッキング(6/20)
・想定通りのシナリオ、想定外の値動き(6/19)
・時間切れ、かも(6/18)
・ECB、市場に「僕は嫌だ」とは言わせない(6/15)
・Fedとドルと30年債(6/14)
・解像度の進歩に驚く米朝首脳会談(6/13)
・米朝首脳会談、何に期待しますか(6/12)
・何処でも元気にツイートです(6/11)
・投資家、債券知るべし(6/8)
・「骨太の方針」と国債(6/7)
・相場も梅雨入り(6/6)
・いつになったら海外投資家は(6/5)
・トランプ好みのデータと市場(6/4)
・豊洲の画像と売り仕掛け(6/1)
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2018年5月配信分
・芸能人とIT企業社長のゴシップと市場(5/31)
・100万円の2年定期、いきなり「97万円でーす」(5/30)
・歴史は長めに(5/29)
・新興国、インフレ・財政・政治の安定(5/28)
・「金妻」と『バブルへGO』(5/25)
・関学QBに#metoo(5/24)
・ビットコインとポテト(5/23)
・株の参考に2組の金利(5/22)
・人民日報英語版の勧め(5/21)
・「マルキュー」、どう発音しますか(5/18)
・同じ相場でも異なる表現(5/17)
・GDP、どうやって好景気を実感しろと(5/16)
・地政学リスクが株価を支える(5/15)
・北朝鮮の潜在的な力って…(5/14)
・久しぶりの(5/11)
・安倍さん三選、株買いですか(5/10)
・ヘッジファンド盛り返し(5/9)
・ガソリンスタンドの看板を気にする(5/8)
・誤解に対する誤解(5/7)
・米製造業に陰り(5/2)
・瀬戸内捕物帳に思う(5/1)
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2018年4月配信分
・求む「嘘のプロ」(4/27)
・新入社員の傾向今昔(4/26)
・「鉄人」不在(4/25)
・ドル買戻し「もういっかい」(4/24)
・ムーンウォークな動き(4/23)
・CPIで「営業トーク」(4/20)
・原油は買われ、逆イールドが視野に(4/19)
・バーバラさんからの贈り物(4/18)
・マラソンも政治経済も市場も(4/17)
・等加速度運動に置いてけぼり(4/16)
・ロシアにケチ付け、ロシアを利する(4/13)
・チョッピーな動きに評価損増えやすく(4/12)
・政治の停滞が市場価格に反映されつつ(4/11)
・習近平に見せつけられる(4/10)
・目先の値動き、大人しくなるのでは(4/9)
・トランプと半沢直樹との違い(4/6)
・報復関税と豚さん(4/5)
・強で売って甘で買う(4/4)
・株安と支持率上昇(4/3)
・インバウンド需要も一極集中(4/2)
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2018年3月配信分
・転換点は来月半ば以降でしょうか(3/30)
・スローパンクチャーな昨日今日(3/29)
・検索しても日本が出てきません(3/28)
・証人喚問、警戒すべきは…(3/27)
・アフリカンシンフォニーも良いけれど(3/26)
・「理論値」には大らかに(3/23)
・FOMCへの複雑な反応(3/22)
・金利、3つの要素(3/20)
・1,000兆円の根雪(3/19)
・アベさんのいない世界(3/16)
・財務省の強かな管理、なのに…(3/15)
・クビ差アタマ差、爪噛む相場(3/14)
・扱いが小さい日本(3/13)
・森友問題とアベノミクスの因果関係(3/12)
・アベクロよりアバクロ(3/9)
・処分売り、峠を越したのでは(3/8)
・ニュースよりチャート(3/7)
・切らされるばかり(3/6)
・円高エイリアン(3/5)
・決算対策の季節(3/2)
・黒田総裁のやる気度(3/1)
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高梨彰『しん・古今東西』』(2019年2月14日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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