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「抑揚がなくパッとしなかった」2018年に続き、GDPデフレーターが語る2019年の日本経済は?=高梨彰

日本の10-12月期GDP速報が公表されました。今回はこの数値をGDPデフレータ―で見ることで、ただの数字だけでなく、もう一段階深く読み取る方法をご紹介します。(『高梨彰『しん・古今東西』高梨彰)

※本記事は有料メルマガ『高梨彰『しん・古今東西』』2019年2月14日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:高梨彰(たかなし あきら)
日本証券アナリスト協会検定会員。埼玉県立浦和高校・慶応義塾大学経済学部卒業。証券・銀行にて、米国債をはじめ債券・為替トレーディングに従事。投資顧問会社では、ファンドマネージャーとして外債を中心に年金・投信運用を担当。現在は大手銀行グループにて、チーフストラテジスト、ALMにおける経済・金融市場見通し並びに運用戦略立案を担当。講演・セミナー講師多数。

GDPデフレーターの数字の変化が物語る日本経済

日本の10-12月期GDP速報が公表

統計の問題がどうなるのか、なぁなぁな雰囲気が漂いつつある中、日本の10-12月期GDP速報が公表されました。どんな経済指標でも決算資料でも何回分か続けて見ると、大まかな流れを把握することが可能です。

GDP統計では、「GDPデフレーター」を好んで見ます。GDPから算出されたインフレ率のようなもので、これが高めで推移し続ければ今の日本では好ましい姿と言えそうです。

今回のデータでは、2018年暦年(1-12月)のデータが出ました。ということで、2014年からの推移をグラフで見ることもできます。
※参考:2018(平成30)年10~12月期四半期別GDP速報(1次速報値)‐内閣府

さて、GDPの推移を2014年から見ると、2014年は+1.9%、2015年は+2.1%でした。しかし、2016年は+0.3%と下がり、2017年には-0.2%とマイナス。そして2018年は-0.1%と2年続けてのマイナスとなっています。

物価の上げ下げの話になると、「原油相場の影響が大きいから」と但し書きを付ける方がいらっしゃいます。たしかに石油価格の影響は大きいのでしょうが、昨今の原油価格が世界経済の好不況にほぼ即した形で上下していることを勘案すると、商品市況がどうのこうのと但し書きを付ける必要性は少ないと思われます。

Next: GDPデフレーターが語る、2019年の日本経済とは?

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