目先のレンジを抜けられるかどうかが焦点!想定レートは1ドル=111.20~112.10円
この想定レートを上下どちらかに抜けていくと、少し強めの動きが出そうですが、まずはレンジ想定で見ています。
下値のサポートは分かりやすく、111.40円近辺に200日移動平均線、111.20円に89日移動平均線、さらに節目の111.00円ラインには21日移動平均線があります。
これまでの上昇トレンドを踏まえれば、まずはこれらを背に買ってみるというのが基本戦略になるでしょう。早めなら89日移動平均線割れで損切りし、粘るにしても110.00円ラインを割れたら撤退したいところです。
上値に関しては、112.00円台での重さが明らかですが、その分、抜ければ一段と上値を伸ばしそうです。そうなれば買いポジションはホールド、どこまで上値を伸ばすのか見極めたいところでしょう。
雇用統計に関しては、堅調な数字が続いていますから、仮に今回多少弱かった程度なら、市場が極端に懸念する可能性は低いと考えられます。
大波乱というパターンになる可能性はいつもよりは高いとは思われますが、程よく押し下げられていますから、まずは押し目を狙ってトレードを組み立てていきたいところでしょう。
ただし、雇用統計の発表前に200日移動平均線、89日移動平均線を割り込んでいるようであれば、波乱による暴落を警戒し、軽くショートしておくという戦略も検討したいですね。この場合、予想並み、それ以上の好結果が出れば損切りです。
以前から書いている通り、こういった経済指標でトレンドが出るのは稀です。まずはレンジ内での値動きを想定しつつ、トレードしていきましょう。
本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2019年3月8日)
※太字はMONEY VOICE編集部による
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