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独身では生き抜けない国になった日本。「結婚しない」選択がもたらす悲惨な未来=山本昌義

結婚に勝る将来対策はかなり限られている

大切なのは、「結婚に勝る将来対策はかなり限られている」という点も理解しておくことです。

結論から言えば、結婚に代わる一番の対策としては、経済力を備えたフリーランスや自営業者になります。あとは優れた能力者・技術者になることでしょうか。

定年がなく、60歳以降も十分に稼げるのであれば、80歳程度まで存分に稼いで貯金できます。しかし…これを実現できるのは一部の人でしょう。

普通の会社員が普通に仕事をがんばるだけでは、何の対策にもならず、少々の経験や資格があっても同じです。現在65歳まで雇用延長もありますが、仮に70歳まで伸びても、60歳で給料が下がれば延長期間に関わらず変わりません。

つまり「結婚しない・できない」のであれば、「独立・起業」こそが生き延びる数少ない選択肢です。

例外があるとすれば、親からの十分な相続が期待できるか、あるいは投資で十分な利益基盤を作ることでしょう。

言い方を変えれば、結婚しない選択は、独立するに等しいほどの重い選択といえます。

どのように人生を生きるかは、あなたの自由です。ただ、先の先まで人生を幸せに生きる前提で考えれば、「結婚」こそが一番簡単な方法ではないでしょうか。

結婚自体、相手があることなのでできないことも多く、したところで離婚や不仲の可能性もありますが、それでも、他の選択肢よりは実現性も高いのでは?

結婚は、するしないの単純な選択肢ではなく、その先々まで考えて判断していきましょう。

「結婚したいとも思わない」が増えている

モテないし、結婚したいとも思わない…。男女を問わず、こういう方は増えていますね。

ただ、少なくとも増えているから大丈夫と考えるのは、むしろ時代の流れに逆行した考え方といえます。現代は一人では生き抜けない程に不況になりましたから、まずは改めて時代の変化と結婚の価値を考えましょう。

その上で、結婚しないなら相応の対策が必要であり、独立などを筆頭に対処するのなら問題ありません。しかし、そういった対処に自信がないのであれば…。

少なくとも今なら、まだ結婚も選択肢に入るでしょう。強制的に選ばされる前に、自分で選べるうちに、自分の意思で「人生をどう歩むか」を考えましょう。

image by:MAHATHIR MOHD YASIN / Shutterstock.com

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婚活FP山本の実例分析書 ~運命の出会い、その先を見据えて~』(2019年3月15日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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婚活中の方、ご成婚された方 こんにちは。婚活FP山本と申します。 昨今は空前の婚活ブーム! …引いては婚活が厳しい時代です。 ご結婚に至っても、3組に1組は離婚する時代。 大変な時代ですね。 ここでは、私が実際にお受けした相談内容を元に 男女の心理差や経済的な側面を主として なぜダメなのか?どうすれば良かったか?を分析し 実例として、皆様にお届けさせて頂きます。 なお、私は「現実的な結婚」を支援しています。 そして、実例は男女の本音が登場します。 このため、皆様の夢を打ち砕く内容も多いかと思いますが ご容赦の上でお読み頂き、ご活用下さい。

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