これまで、トルコ大統領一族による「汚いビジネス」(ISを支援し原油を密売して利益を上げている)は噂レベルの話でした。しかし、これはどうも事実ではないか?と世界は感じはじめています。大統領一族の犯罪的行為を暴いたジャーナリスト2人が、「名誉毀損」ではなく「スパイ」罪で逮捕されたのです。(『いつも感謝している高年の独り言(有料版)』)
世界が確信しはじめた「ISとトルコの癒着」米国も擁護できず
プーチンの心中は「上手く事が進んだ」
トルコのF-16によるロシアのSu-24撃墜では、予想通りロシアがトルコ空軍機の待ち伏せ攻撃の様子をフライト・パスのデータと共に公表し、米軍高官も「トルコの待ち伏せ」を肯定しました。
トルコ側からロシア側に謝罪の言葉がないということでプーチンは「激怒」。撃墜事件後ただちに超大型輸送機でS-400地対空ミサイルシステムをシリア領土内に配置し、ロシア海軍艦艇も派遣して、現在シリア・トルコ国境沿いの空域はロシアが制空権を握っていると言っても過言ではない状況です。
トルコ空軍は、空軍機を基地から離陸させることが事実上不可能となっています。
プーチンの心中は激怒ではなく「上手く事が進んだ」でしょう。なぜならフランスとロシアは友軍同士に変化したからです。さらに米国はトルコを擁護できなくなっています。
シリア領空では米軍機もISを攻撃しているとのことですが、ほとんど活動は停止しているでしょう。S-400が配備されたこの狭い空域に、ロシア機、フランス機、米軍機が入り乱れての作戦行動は非常に危険です。
ロシアによる徹底的な復讐戦
ロシアは徹底的な復讐戦を開始しており、この地域のISや、自由シリア軍(米軍が支援している反アサド武装組織)等の反政府組織をクラスター爆弾等で壊滅させており、「もう何も残っていないのでは?」と言われるぐらいです。
【動画】これはロシア機撃墜事件前の、ロシアのクラスター爆弾による空爆の様子です。
https://www.youtube.com/watch?v=94rKrwdUUok
【動画】そしてこれはロシア機撃墜事件後のロシアの空爆の様子です。
【動画】地対空ミサイルのシリアへの空輸及び配備風景(「シリア上空のトルコ空軍機は全部撃破する」という過激なタイトルが付けられています)。
https://www.youtube.com/watch?v=5AvQcgNqs0s
そして現在、世界の視線はトルコ大統領・レジェップ・タイイップ・エルドアンのIS原油密売ビジネスにフォーカスされてきました。これはどうも事実ではないか?と世界は感じはじめています。
Next: ジャーナリストの逮捕/世界が「トルコの犯罪的行為は事実」と感じはじめた
いつも感謝している高年の独り言(有料版)
[月額648円(税込) 毎週月・火・水・木・金曜日(祝祭日・年末年始を除く)]
新聞等に報道されない海外でのディープな情報をお届けします。出来る限り、時代を先取りした情報やデータをお届けします。