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政府統計不正の実害がじわじわ。8年分のデータ破棄で「賃金伸び率」の検証不可に=矢口新

ブロックチェーンが対処法になりうる?

私は仮想通貨に対しては「通貨としての特性がない」として、否定的なコメントを繰り返しているが、ブロックチェーンそのものにはそうした意見は持ち合わせない。

こうして最も信頼していた政府資料に裏切られるようなことがあると、ブロックチェーンがその対処法かとも思えてくる。

ブロックチェーンについての解説を引用する。

・データ構造自体に優れた改ざん耐性を装備
ブロックチェーンでは、ネットワーク内で発生した取引の記録を「ブロック」と呼ばれる記録の塊に格納します。個々のブロックには取引の記録に加えて、1つ前に生成されたブロックの内容を示すハッシュ値(※)と呼ばれる情報などを格納します。生成されたブロックが、時系列に沿ってつながっていくデータ構造が、まさにブロックチェーンと呼ばれる理由です。

もし仮に、過去に生成したブロック内の情報を改ざんしようと試みた場合、変更したブロックから算出されるハッシュ値は以前と異なることから、後続するすべてのブロックのハッシュ値も変更しなければならず、そうした変更は事実上困難です。このように、ブロックチェーンは改ざん耐性に優れたデータ構造を有しているのが大きな特徴です。

※ハッシュ値とは:ハッシュ値とはアルゴリズム(ハッシュ計算)により算出された一定量の情報をコンパクトにまとめるデータのこと。情報が少しでも変更されると、計算されるハッシュ値は全く異なるものになります。

・ブロックチェーンを支えるさまざまな技術
ブロックチェーンはデータ構造に加えて、データの管理方法にも改ざんを防ぐ仕組みを備えています。「分散型の台帳」と言われますが、ブロックチェーンはネットワーク内で発生した全ての取引を記録する「台帳」としての役割を持ち、ネットワークに参加している全てのユーザーが同一の「台帳」を共有することで、情報の信ぴょう性を確保しています。

出典:ブロックチェーンの仕組み – NTTデータ

投資家にとっての共通台帳は「チャート」

「ブロックチェーンはネットワーク内で発生した全ての取引を記録する『台帳』としての役割を持ち、ネットワークに参加している全てのユーザーが同一の『台帳』を共有することで、情報の信ぴょう性を確保しています」。

ここでブロックチェーンを、「チャート」に置き換えて見ればどうだろう?

チャートもまた、全てのユーザーが同一の「台帳」を共有することで、情報の信ぴょう性を確保している。

Next: 数値はそもそも曖昧なもの。投資運用を続けるのに必要な情報とは?

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