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米国株急落で世界同時不況へ。逆イールド発生に過剰反応も、本当の大暴落はこれから=今市太郎

逆イールドがもとに戻るタイミングでさらに大暴落?

結果的に株の下落を見てまたFRBは利下げを継続せざるを得なくなるであろうことが容易に予想されることから、やはり逆イールドから再スティープ化のプロセスがもっとも危ない時間帯になりそうです。

完全雇用が実現している中で減税を実施し、しかも株価が史上最高値付近でFRBが無理やり予防と称して利下げを行っているわけですから、過去の逆イールドとは異なり、FRBが無理やり作り出してしまったのが今の状況にも見えます。

異変の結果が示現するのはまだまだこれからで、当然のことながら、株価の下落はこれがピークでは終わらない可能性がでてきています。

アルゴリズム主体で相場の反応のステレオタイプ化が気になるところ

昨晩の米株相場を見ていてもわかることですが、なぜかアルゴリズム主体の相場のせいか、一定の事象に対する反応がステレオタイプ化し、しかも過剰になりがちなのが非常に気になります。

前日の対中関税一部実施延期もそうでしたが、そこまで狂喜乱舞して買い上げなくてもいいのではと思うほどオーバーシュート気味に上昇した相場は、翌日あっけなくコテンパンに投げを招く相場になっています。

ファンドのリスクパリティ戦略による容赦ない事務的な損切りも、こうした売りを加速させる要因になっているように思われます。

この下落相場はまだまだ始まったばかりですし、為替も株に連動する形で一波乱ありそうな状況になってきています。

大型台風も本邦上陸、通過でリスクが高まっていますが、金融市場のリスクのほうにも十分にお気を付けいただきたいと思います。

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今市太郎の戦略的FX投資』(2019年8月15日号)より抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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