粗悪品に関わらない「良識」
そもそも、消費者がそこまで気をつかって買い物をしなければならないというのは、やはり何かが間違っているということでもある。
アマゾンの今のシステムは悪用されているという点が一番の問題なのだ。
アマゾンが信頼を取り戻すには、大量に出品されている中国人の詐欺業者や中国の粗悪品をいかに排除できるかにかかっている。
今の状態は放置しておくべき問題ではないので、いずれはアマゾン側も何らかの効果的な対策を打ち出すのは間違いない。
それまで私たちにできるのは、粗悪品を売っている中国の業者を絶対に相手にしないことや、もし何らかのトラブルが遭ったときは絶対に泣き寝入りしないでアマゾンに報告する姿勢を持つことだ。
値段の安さに釣られないこと
そして、何よりも重要なのは「値段の安さに釣られない」ということに尽きる。
アマゾンは最強で最大のショッピングサイトだからこのような問題が目立っているのだが、実際にはどのショッピングサイトを使ったとしても、安物漁りをしていると中国の粗悪品に遭遇するので状況は変わらない。
適正な価格でモノを買わなくなると、適正な価格でビジネスをやっている業者が破綻していく。
そして、日本には粗悪品ばかりが出回ることになる。
さらに日本の良心的な業者は国内でやっていけなくなることで、日本人の働き口が消えていき、結局は日本人が貧困化する。