まとめ
タイトルにも書きましたが、このRokuのモデルというのはAbemaTVなど、これから動画サービスで市場シェアを獲得していくプレイヤーには参考になるモデルなのではないかと思います。
おさらいですが、ほかの動画ストリーミングサービスと決定的に違う点が2つあります。
1つ目は、デバイス販売を行っているという点です。リモコンというテレビに接する際の最大のタッチポイントを獲得することで、アクティブユーザーのライフタイムを最大化する狙いがあります。
2つ目は、他の動画ストリーミングサービスと異なり、自社でコンテンツを積極的に制作していないという点です。
Rokuはプラットフォームサービスに徹して、他の動画ストリーミングサービスをRokuで利用できるようにすることで、広告ビジネスやプレミアムサービスの月額課金代行を行うことで収益を上げています。
現在動画ストリーミングサービス各社は、巨額のコンテンツ投資を行って投資金額が膨れ上がっていますが、Rokuはその大きな資本が必要になる戦いを避けながら成長できているとも言えるのではないでしょうか。
※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2019年9月17日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
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『決算が読めるようになるノート』 2019年9月17日号『Q. AbemaTVの目指す姿!? 動画ストリーミングRokuの売上成長率は?』より抜粋
※記事タイトル・本文見出し・太字はMONEY VOICE編集部による
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