今夜は、7月に「予防的」な利下げを行った後のFOMC。ファンダメンタルズ面からは利下げを続ける根拠が薄弱な中、パウエル議長はどういうスタンスを示すのか。(『持田有紀子のグローバル投資術~日経先物、FXの投資戦略に最強の味方~』持田有紀子)
※本記事は、『持田有紀子のグローバル投資術~日経先物、FXの投資戦略に最強の味方~』 2019年9月18日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。
慶応義塾大学法学部政治学科卒。野村証券入社、本社・商品本部で株式トレーダーを経て、女性初の総合職として本店営業部へ。株式オプション課や営業課を経験する。退社後は人事コンサルティングの分野で活動し、行動科学や心理学に基づく人事評価のためのコンピテンシーモデルの開発などに携わる。2005年にアルジャントレード(株)を立ち上げ、海外の先物市場や外国為替取引のノウハウの蓄積を活用した投資情報サービスに関わっている。現在、同社における代表取締役。マネーコンサルタント。
「予防的」利下げに続く、9月FOMCはいよいよ今晩
市場は今回も25ベーシスポイントの利下げを織り込み済み
今夜はFOMCである。7月に「予防的」な利下げを行った後のFOMCである。今回も25ベーシスポイントの利下げを行われるというのがマーケットのコンセンサスになっている。
今回も利下げするのだったら、いったい何のための予防だったのかと疑いたくなる。しかしトランプ大統領の圧力に屈したのを認めたくはないのだろう。
それだけ株価や雇用環境など、ファンダメンタルズ面からは利下げを続ける根拠が薄弱だからである。どういうスタンスを示すのか、パウエル議長の会見にも注目だ。
ところで直近の流れをみると、先週からドル金利の大きな巻き返しが起こった。短期金利では40ベーシスポイント以上もドル金利が上がってしまっているのである。
さすがに行きすぎの感はあった。それだと年内に75ベーシスポイントも利下げをしないといけないからだ。9月に50ベーシス、12月に25ベーシスを織り込もうとしていたのだ。
そこからドル金利が反発してきたといっても、依然として年内は50ベーシスの利下げは見込まれている。
日本時間 12時30分
日経=21840, 円債=154.07, JPY=108.22
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『持田有紀子のグローバル投資術~日経先物、FXの投資戦略に最強の味方~』(2019年9月18日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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