なんでも言うことを聞く「媚びへつらい」の安倍氏と馬鹿呼ばわり
本の内容によれば、誰かに推薦してもらわなくてはならないので、真っ先に思いついたのが主要国のなかで“the most obsequious”な存在であった安倍首相であったとされています。
“obsequious”とは、「媚びへつらう」という日本語訳になります。
来日時、ゴルフ接待して、相撲観戦させて炉端焼きでステーキを食わせ、余った小麦を買えといえばふたつ返事で承諾するこの首相は、トランプの目にも「媚びへつらうしょうもない野郎だ」と映っていることは、どうやら間違いないようです。
本書では結局、この件で電話をしたのは安倍首相ではなく、韓国の使いっ走りである文在寅大統領だったようです。
とてもではないですが、「ドナルド」と「シンゾー」などと呼び合うような対等関係ではないことがあからさまに描かれていて、かなり面白くなっています。
馬鹿呼ばわりされただけで馬鹿じゃない?
ここのところ安倍首相のヘロヘロな国会答弁を聞くと、気分が悪くなって吐きそうになります。
「募集したのではなく、募っただけ」という今時の小学生でも思いつかない強烈な説明にならえば、この本でのトランプ発言は、「馬鹿呼ばわりされただけで、馬鹿じゃない」ということになるのでしょうか?
もう頭痛で頭が痛くなります。
本書には出てこないものの、いま疑惑で話題の河井氏が総裁外交特別補佐官を務めていた2016年11月、先進国の首脳の中では真っ先に当選したトランプのところに挨拶にいった安倍首相。
おそらくこの時点でカジノの話をトランプから向けられてふたつ返事で快諾し、その後、慌ててカジノ法案をまとめて国会で通過させてしまったことが窺われます。
もう最初から忠犬ぶりを発揮することで、すっかりトランプから媚びへつらう野郎というイメージが定着してしまったことが推測できます。