安倍離れ現象も
もう1つ注目されるのが役人の対応です。統計上の処理は、専門的に見えますが、見る人が見れば問題が分かります。
絶対的人事力を持った政府に忖度すれば、あえてリスクもとるでしょうが、「安倍政権は長くない」とみれば、そんな無理はしないかもしれません。
つまり、役人が数字の「化粧」をしないでそのまま弱い数字をあえて出してくれば、それは政権に見切りをつけたことになります。
内閣府のホームページでは今のところ消費の季節調整で「異常値ダミー」を使うと言っていますが、これを限定的に扱うか、取りやめにするようだと、逆に政権が見切られたことにもなります。
GDPで消費をどう扱うか、いろいろな意味で注目されます。
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2020年2月配信分
- 鵜呑みにできない政府統計(2/5)
- FRBにレポオペ解除不能危機(2/3)
image by:首相官邸ホームページ
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※太字はMONEY VOICE編集部による
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金融・為替市場で40年近いエコノミスト経歴を持つ著者が、日々経済問題と取り組んでいる方々のために、ホットな話題を「あらかると」の形でとりあげます。新聞やTVが取り上げない裏話にもご期待ください。