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安倍首相、カジノ開業で大打撃を受ける地元パチンコ業者へ利益供与?癒着疑惑を追う=山岡俊介

看過できない安倍首相と地元パチンコ業者の癒着疑惑

安倍首相の地元、下関市における安倍氏の自宅は上田中町2丁目という丘陵地にある。そう、本紙がスクープした、いわゆる“ケチって火炎瓶”を投げ込まれたところだ(後述する地元事務所も)。

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登記簿謄本によれば、この自宅は1990年4月、安倍首相の父・安倍晋太郎元外相(故人)が購入。その約1年半後の91年12月、相続により安倍首相に所有権が移っている。91年5月、晋太郎氏はガンにより67歳で死去したためだ。

そして、安倍晋太郎氏が購入する前のこの建物の所有者だが、それは「東洋エンタープライズ」という地元の大手パチンコホール業者だった。

そして、登記上は売買のかたちを取っているが、実質はプレゼントされたとも地元では噂されている。

地価の5分の1という格安で払い下げ?

一方、安倍首相の地元事務所(自民党山口県第4選挙支部)は、現在も東洋エンタープライズ所有である。そこを安倍首相側は賃借しているが、こちらは格安ではないかとも噂されている。

ここでは慎重を期してあえて“噂”に止めたが、両者が癒着関係にあると思わないわけにはいかない事実があるからだ。

謄本によれば、この東洋エンタープライズが、旧国鉄側(日本鉄道建設公団。旧国鉄の鉄道建設を行っていた特殊法人。2003年解散)から同地を格安で払い下げられたのは02年7月。そして、同地に東洋エンターが運営する巨大なパチンコホール「エイラク」本店がオープンしている。

自民党要職を務め、山口県、特に下関市では大きな政治力を持つ安倍首相だから、この不自然な格安さ(時価の4から5分の1と見られる)は口利きの結果とも思われる。そして、ここでさらにかかわりが言われているのが、この払い下げ時、下関市長で、現在、安倍チルドレンとして参議院議員(山口県選挙区)に転じている江島潔氏。

というのは、江島氏の父も参議院議員だったのだが、その前職は旧国鉄職員で広島鉄道管理局長まで務めた。その関係から、江島氏もJRに強い政治力を持っていたとの見方もある(しつこいようだが、“ケチって火炎瓶”は、この江島氏の市長2期目を目指した選挙でライバル候補に対する選挙妨害を安倍事務所が地元反社関係者に頼んだことが原因)。

何しろ、払い下げ価格5億8,000万円のところ、謄本のように25億円の根抵当権が付いているということは、少なくともそれだけの価値があるということ。

しかも、この根抵当権を付けているのはお堅い=慎重な山口県の農業協同組合連合会。破格の安さだったのは間違いないだろう。

Next: パチンコ業者と安倍首相の癒着は脈々と続いている?

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