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バフェット氏、うまく避難させた14兆円をいつ投入?新型肺炎を味方にする投資術=武田甲州

新型コロナショックが金融市場を直撃し、世界中で株安が続いています。そうなると注目されるのが、天才投資家ウォーレン・バフェットの動向です。(『証券アナリスト武田甲州の株式講座プライム』)

※本記事は有料メルマガ『週刊 証券アナリスト武田甲州の株式講座プレミアム』2020年3月9日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

コロナショックが米国株を叩きのめしている

世界中で株安が続いています。

2月半ばまで堅調が続いていた米国株も、2月下旬から3月第1週にかけて大幅安。NYダウは2万9,000ドル台から2万5,000ドル台へ大幅値下がりとなりました。

NYダウ 日足(SBI証券提供)

NYダウ 日足(SBI証券提供)

コロナショックが米国に襲い掛かり、高値圏にあった米国株を叩きのめしているのです。

ただ、足元の米国景気は堅調で、2月の雇用は27万人も増加しています。

株安になっているのは、現時点では将来不安のほうが大きいということです。

世界がウォーレン・バフェットに注目している

ということで、大幅株安の状況になると注目されるのが、ウォーレン・バフェット氏です。

バフェット氏が経営する持株会社「バークシャー・ハサウェイ」は、2019年末の手元資金が14兆円もあります。

2月20日時点では「株価水準が高すぎて投資することができない」という記事が日本経済新聞に掲載されていました。

ところが、それからわずか2週間で、株式市場の様相は様変わり。

いまは「株を持つのは危険だ」ということで、我先にと市場から逃げ出しています。

バフェット氏はこれまで、このような群集心理をうまく利用して、つまり「逆手にとって」投資を行ってきました。

たとえば、1987年10月のブラックマンデーの後。
そして、2008年10月のリーマンショックの後。

この両方で、バフェット氏は大胆に投資しました。そして、その後の大幅な株価上昇で巨額の資産を築いたのです。

バフェット氏は現在、相場動向を注視しつつ、慎重に投資タイミングを計っているものと推測されます。

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