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マザーズ先物概況:反発、米大型減税への思惑などからセンチメント改善

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10日のマザーズ先物は前日比24.0pt高の667.0ptとなった。なお、高値678.0pt、安値は605.0pt、取引高13019枚。本日のマザーズ先物は、新型コロナに対する不安が残るなか、取引開始直前にあった米大統領による給与減税実施との発言報道から、センチメントが改善し、結局反発した。前日の米国市場では、世界中で新型肺炎の感染拡大が報告されて経済活動が停滞するなか、原油価格が急落したことで金融市場の新たなリスクになるとの不安が広がり、S&P500種指数についてサーキットブレーカーが発動するなど主要3指数は大幅下落となった。こうした流れから、週末にメジャーSQを控えるマザーズ先物は昨日に引き続き大幅下落となるかと思いきや、取引開始直前にトランプ米大統領による給与減税を示唆する発言などが報じられたことから、センチメントがやや改善した状態で始まった。その後、為替が1ドル=104円台半ばへと朝方より2円以上円安方向に戻すにつれ、一時19000円を割っていた日経平均も20000円近くまで徐々に値を上げていき、個人投資家心理もこれに合わせて少しずつ改善していった。アジア市場が堅調に推移したことも投資家マインドに寄与した。また、昨日が10%超という歴史的な大幅下落だったこともあり、自律反発といった面もあったと思われる。こうした背景から、マイナススタートしたマザーズ先物は結局前日比で+3%高と反発した。売買代金上位では、アンジェス<4563>やジーエヌアイグループ<2160>、そーせい<4565>などが上昇となった。
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