10〜30代も気を抜くわけにはいかない。NHKは、東京都内で先月25日から1日までの期間に新型コロナウイルスの感染が確認された人のうち、およそ4割が30代以下の若い世代だったこと、最も多かったのは30代だったことを報じている。
海外では、こうした若い世代の感染者が重症化したり死亡したりするケースも相次いで報告されており、専門家が「日本でも若者が死亡する可能性がある」と警鐘を鳴らしているのだ(毎日新聞)。
「若いから大丈夫」という思い込みは #新型コロナウイルス には全く通用しない。米ホワイトハウスは欧州の事例からすでに警告していますが、日本は危機感が薄いのではないか。ラクロスの元全米代表で健康な親友が突然重体になったのを目の当たりにした日本人駐在員が訴えます。https://t.co/APHyCi6dvl
— 東京新聞外報部 (@gaihou1) March 30, 2020
東京都は若い世代の感染者について「氷山の一角の可能性がある」として慎重な行動を取るよう呼びかけており、東京都教育委員会は1日、都立高校の休校を5月6日まで延長すると発表した。
また東京都保健福祉局は、都内の新型コロナウイルス感染症の患者数を居住地別にまとめて公表した。世田谷区が最多の44人、次いで港区が39人、杉並区が28人とリアルな数字が確認できるが、こうした数字を表に出すことが、全ての世代に対する注意を促すことになるのかもしれない。
私たち一人ひとりにできることは、政府専門家会議等の発表を注視しながら、個々人が緩慢せずに予防にあたることだろう。「自分だけは大丈夫だ」という油断は、言うまでもなく、もはや通用しない状況にある。
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Source: 九州朝日放送、NHK、livedoor NEWS、毎日新聞、東京都保健福祉局
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