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株価はコロナを甘く見過ぎ?未曾有の「セル・イン・メイ」で無策の投資家が死んでいく=栫井駿介

「セル・イン・メイ」は今年も訪れるか?

経験したことのない事態だからこそ、過去数十年の「経験」をあてにするのは間違いだと思います。「リーマン・ショックでは何ヶ月後に二番底が来て、そこから上昇に転じた」というのは「同じことが起きたら」という前提でしかなく、今起きているのは全く違う事態です。

リーマン・ショックで最大の出来事は、まさにリーマン・ブラザーズの破綻でした。しかし、コロナ・ショックはこれから何が出てくるか、まだ予想できないのです。

まだ大型倒産は表沙汰になっていませんが、外出自粛が長引くようなら規模を問わず倒産の危機に瀕する会社が続出するでしょう。

大型倒産や、誰もが予想しなかった事態が起きた時、再び株価は大きく下がるでしょう。相場は予想しないことに対しとても脆いのです。1つ出れば「次はどこか」と疑心暗鬼を呼び、誰も株を買いたがらなくなるという事態が訪れかねません。

そのきっかけとなるのが、この5月と考えます。

相場には「セル・イン・メイ(5月に売れ)」という格言があり、5月は下落することが多いと言われます。さまざまな理由が言われますが、私が感じるのは「決算で悪材料が出やすい」ということです。

多くの日本企業が採用する3月決算では本決算、12月決算では第1四半期決算が発表される時期です。ここで芳しくない状況が顕になると、株が売られやすいことがあると考えます。

同様の理由から、決算が発表される2月、8月はやはり軟調なことが多いようです。

すでに下方修正を発表している企業もありますが、本格化するのはこれからだと思います。想定以上の悪化や、事業の継続に疑義が見られる状況なら、株価もただでは済まないでしょう。そのような意味で、今は気を引き締める時だと考えるのです。

Next: 一貫した投資行動とは「上がった時に買わず、下がった時に買う」こと――

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