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コロナ禍を利用したインフレと株式ブームに気をつけろ。苦しむのは庶民たち=藤井まり子

コロナ危機はインフレを起こす千載一遇のチャンス?

彼ら上層部の人々は、メディアが煽る「大衆向けの新型コロナウイルスへの恐怖」を巧みに利用して、大衆がパニックに陥ることを良いことに、これ幸いに、ヘリコプターマネーをばらまき続けているのではないのか?

ヘリマネをインフレが起きるまで気前よく大量にばらまき続けるつもりなのではないでしょうか?

サブプライム危機後、10年の歳月を費やしても2%インフレを達成できなかった世界経済です。

そこへ「コロナ禍」というパンデミックがやってきた。

「新型コロナウイルス」は、幸いなことに、「インフルエンザ」ほどには感染力は強くなかったが、インフルエンザの10倍くらいは致死率が高かった。そのため、人々の恐怖、特に高齢者や虚弱体質の人々の恐怖を駆り立てるには十分だった。

斜陽産業のマスコミも、視聴率獲得のために、大々的に「新型コロナへの恐怖」を煽る(あおる)ような報道に夢中になった……。ポピュリストの政治家が支持率アップを目指して、大衆の恐怖とメディアの煽りを巧みに利用した。

マスコミと時のポピュリズム政治家たちが「人命第一」の錦を掲げれば、経済封鎖は至極当然の成り行きとなりました。

しかも、恐慌時代のように、失業率がとんでもなく跳ね上がった。人々の生活を守るために、ヘリマネ出動も堂々と「正義」となりました。

上層部の人々にとってみれば、「大量にヘリマネを出動して、2%を大きく上回るインフレを巻き起こす」には、「コロナ危機」は「千載一隅のチャンス」だったのではないでしょうか?

そう遠くない将来、アメリカでは3~4%、あるいは4~5%のインフレが巻き起こることでしょう。

そう遠くない将来、アメリカFRBは、今の日銀のように、「長期金利をペック」して「イールドカーブコントロールを導入」して、「強力なドル国債管理政策」へとシフトすることでしょう。株式さえも買い支えることでしょう。「まだ見ぬインフレ」を先取りするかのように、「不況の中の株高」が始まっています。

しばし、世界は、再び株式ブームをエンジョイするのではないでしょうか?

アメリカ経済はL字にはならなくてもW字回復?

ここのところ、急速に上昇してきた内外の株式市場。果たして、一本調子の上昇は、今後とも続くのでしょうか?

今後のアメリカ経済の回復の仕方については、当メルマガの先週号でご紹介しましたように、V字・U字・L字・W字回復、さらにはナイキのロゴマーク型の回復などなど、様々な予測があります。

相手が「変幻自在のウイルス」だけに先行きは極めて不透明。予測においてもエコノミストの間では意見が割れに割れています。

「高齢社会」に直面している人類にとっては、人々がひたすら「不老不死」を祈っています。高齢社会で人道主義の立場に立つ限りは、新型コロナはとてもとても手ごわい相手なのです。

すなわち、今後の回復はV字とはならず、(最悪のL字型回復ではかもしれませんが)W字、あるいは「ナイキのロゴマーク型」になるのではないでしょうか?

Next: 直近、一度ロックダウンを解いたシンガポールが再ロックダウンに迫られた――

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