自分が変わることで国をも救うことになる
世の中が変わるときは下剋上が起きる。次の時代に適応できるように自分を変えられた人は、そこで這い上がることができるようになる。ここで自分を変えられた人間は、次の時代には大きなチャンスが待っている。
だから、必死で自分を変えなければならない。必死で自分を変えることができた人間が次の時代にもしたたかに生き残り、したたかに勝ち上がれる。
実のところ、この下剋上は日本のためになる。
今の高齢層の「時代遅れ」に付き合っていると、はっきり言ってイノベーションに取り残される日本にはまったく未来がない。現状維持では「終わり」であると言っても過言ではない。
日本を終わらせないためには、「変われない企業」「変われない経営者」「変われない政治家」「変われない個人」を退場させて、次の時代に適応した人間に入れ替えなければならないのだ。
時代が変わったところで、一気に時代に乗った人間に入れ替わるのが下剋上なのだから、時代遅れの日本を転換させるには下剋上を起こすしかない。
日本に下剋上の時代がくるかどうかは、次の時代に適応した人間がどれくらい日本の「時代遅れ」の現状に怒りを感じられるかによって決まってくる。
「今のままでいい」と思っている人間を一掃できるほどのエネルギーが日本に必要だ。
時代遅れの人間を退場させないと日本は沈む
だから私は「日本が時代遅れで大変なことになる」と気付いた日本人が全員、最新のインターネット・テクノロジーを身に着け、キャッシュレスの社会に飛び込み、デジタル・ファーストで生きられるように変わって欲しいと考えている。
そして、時代遅れの人間たちを退場させ、時代遅れのビジネスモデルを退場させ、新しい日本を急いで構築して欲しいと思っている。全世界がイノベーションに突き進んでいる中での現状維持は、後退しているも同然だ。後退している国は、前進している国に淘汰される。
日本が淘汰されたくないから、私は猛烈に危機感を持っている。本当の意味での「日本の滅び」の原因が「高齢化による時代遅れ」というのは、あまりにも悲しいことだ。
若年層はいつまで時代遅れの人間たちをのさばらせているつもりなのか?
時代遅れの人間は駆逐すればいいではないか。なぜ、そうしようとしないのか。私にはそれが理解できない。
新刊情報:『ボトム・オブ・ジャパン(日本の貧困)』
この記事の著者・鈴木傾城さんの新著『ボトム・オブ・ジャパン(日本の貧困)』(刊:集広舎)が8月10日に出版されます。社会のどん底では、いま何が起きているのか。「普通の生活」はちょっとしたきっかけで瞬く間に崩れ去り、抜け出せない「貧困」という地獄に落ちるという恐怖が実例で生々しく綴られています。あなたは日本のどん底をのぞく勇気がありますか? ぜひお手にとってご覧ください。
1. ネットカフェで暮らすデリヘル嬢
2. 漫画喫茶で子供を産み捨てる女
3. ぎりぎりホームレスではないが…
4. シングルマザー風俗嬢
5. シェアハウスで友達を殺害してバラバラに
6. 社会接点がなくなった「ひきこもり」たち
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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2020年7月22日)
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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