■やや強含み、米国金利の先安観は後退
今週のユーロ・ドルはやや強含み。米国が他国から孤立を深めていることが、ドル建て資産の保有減少につながるとの思惑でユーロ買い・米ドル売りが活発となった。ただ、トランプ米政権は、次期連邦準備制度理事会(FRB)議長にタカ派寄りとされるケビン・ウォーシュ元FRB理事を指名する方向で準備を進めているとの報道を受けて米国金利の先安観は後退し、ユーロ買い・米ドル売りは縮小した。取引レンジ:1.1834ドル-1.2081ドル。
■もみ合いか、ECBの政策金利は現状維持の公算
来週のユーロ・ドルはもみ合いか。2月5日の欧州中央銀行(ECB)理事会で現行政策の維持が見込まれ、ユーロは売りづらい展開となりそうだ。ただ、ドイツ経済の低迷が警戒されていること、タカ派寄りとされるウォーシュ氏が次期FRB議長に起用されることはユーロの上昇を抑える一因となる。
予想レンジ:1.1750ドル-1.2000ドル
■伸び悩み、日米の通貨当局は過度な円安を問題視
今週のユーロ・円は伸び悩み。日米の通貨当局は過度な円安を問題視していること、日本銀行による早期追加利上げの可能性は残されていることから、リスク選好的なユーロ買い・円売りは縮小した。米国金利の先安観は後退し、ユーロ買い・米ドル売りが縮小したことも影響したようだ。取引レンジ:181円79銭-184円12銭。
■下げ渋りか、ECB政策金利は現状維持の予想
来週のユーロ・円は下げ渋りか。2月5日の欧州中央銀行(ECB)理事会で政策維持が決まった場合、ユーロ売りは後退する見込み。ただ、ドイツの景況感悪化ならユーロ買いを抑制しよう。一方、日米通貨当局は円安進行を問題視しているものの、2月8日投開票の総選挙を控え財政悪化への懸念は消えていないことはユーロ売り・円買いを弱める一因となり得る。
○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・5日(木):欧州中央銀行(ECB)政策金利発表
予想レンジ:182円00銭-185円00銭
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