■NY株式:米国株式市場は下落、強い雇用統計で早期利下げ期待が後退
米国株式市場は下落。ダウ平均は66.74ドル安の50121.40ドル、ナスダックは36ポイント安の23066.47で取引を終了した。
雇用統計が予想外に強い結果となり、寄り付き後、上昇。しかし、早期の追加利下げ期待が後退し金利が上昇したため相場は売りに転じた。ソフトウエア関連も再び売られ、さらなる重しとなった。同時に、グリーンライト・キャピタルのアイフォーン氏がトランプ大統領指名の連邦準備制度理事会(FRB)新議長のもとで大幅利下げが実施される確率が高いと発言するなど根強い利下げ期待に、下げ幅を縮小し終了。セクター別では電気通信サービス、エネルギーが上昇した一方、ソフトウエアサービス、銀行が下落した。
食品加工会社のクラフト・ハインツ(KHC)は新最高経営責任者(CEO)が収益力強化に集中するため2社に分割する計画を一時停止すると発表し、上昇。ワイヤレスネットワーク会社のTモバイル(TMUS)は第1四半期に自社株買いプログラムを拡大する計画が好感され、上昇。総合データセンター冷却ソリューションを提供するバーティブ・ホールディングス(VRT)は第4四半期の注文の252%増や2026年の一株当たり利益見通しが好感され、上昇。
建設・鉱業機器メーカーのキャタピラー(CAT)は強い需要に、上昇。携帯端末のアップル(AAPL)はアナリストが目標株価を引き上げ、上昇。玩具メーカーのマテル(MAT)は年末年始の売り上げが弱く、見通しも予想を下回り、売られた。配車サービスのリフト(LYFT)は配車予約が減少、予想外に営業損失を計上、見通しも予想を下回り、下落。
トランプ大統領は強い雇用統計を歓迎すると同時に、金利は世界で最も低くあるべきと主張した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米1月雇用統計は予想上回る、利下げ先送り観測でドル売り弱まる
11日のニューヨーク外為市場でドル・円は154円65銭へ上昇後、152円56銭まで下落し、153円26銭で引けた。米1月雇用統計で雇用者数が予想を上回ったほか、失業率も予想外に低下する強い結果となったため、利下げ時期見通しが先送りされ、金利上昇でドルの買戻しが加速した。その後、次期連邦準備制度理事会(FRB)議長が率いる連邦公開市場委員会(FOMC)が大幅利下げする可能性は変わらないとの見方にドル買いが後退した。
ユーロ・ドルは1.1903ドルから1.1833ドルまで下落し、1.1869ドルで引けた。ユーロ・円は183円00銭から181円34銭まで下落。ポンド・ドルは1.3690ドルから1.3610ドルまで下落した。ドル・スイスは0.7672フランから0.7730フランまで上昇。
■NY原油:反発、米雇用統計の改善を意識した買いが入る
11日のNY原油先物3月限は反発。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比+0.67ドル(+1.05%)の64.63ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは64.15-65.83ドル。アジア市場の序盤に64.15ドルまで売られたが、中東情勢は楽観視できない状況が続いていること、米雇用統計の改善が意識され、65.83ドルまで上昇。調整的な買いが観測された。通常取引終了後の時間外取引では主に65ドルを挟んだ水準で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 53.85ドル -1.54ドル(-2.78%)
モルガン・スタンレー(MS) 176.68ドル -1.21ドル(-0.68%)
ゴールドマン・サックス(GS)944.59ドル -4.40ドル(-0.46%)
インテル(INTC) 48.29ドル +1.16ドル(+2.46%)
アップル(AAPL) 275.50ドル +1.82ドル(+0.66%)
アルファベット(GOOG) 311.33ドル -7.30ドル(-2.29%)
メタ(META) 668.69ドル -2.03ドル(-0.30%)
キャタピラー(CAT) 775.00ドル +32.63ドル(+4.39%)
アルコア(AA) 63.15ドル +1.39ドル(+2.25%)
ウォルマート(WMT) 128.77ドル +2.07ドル(+1.63%)
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