英紙が報じた「アベノミクスの末期症状」ステルス増税が日本にとどめを刺す

2月12日付の英紙ガーディアンの大見出しは、「アベノミクス、とうとう末期症状か」です。「日経平均の大暴落でアベノミクスは終わった。日本の景気浮揚構想は死の淵に来ている」といった内容です。(『カレイドスコープのメルマガ』)

「アベノミクスはとうとう末期症状」英紙ガーディアン報じる

常に「大事件」を必要としているウォール街

この数日の暴落で1800円も下落した日経平均ですが、翌日1日だけでプラス1069.97円の大反発。下落幅の半分以上を取り戻した勘定になります。

これは、明らかに欧米の投機筋(ヘッジファンド)がレバレッジを目いっぱい効かせて株価を乱高下させ、ボラティリティ(価格変動の幅)を上げたことによるものです。

獰猛なプロの投資家にとって、もっとも恐ろしいことは値動きが止まって凪(なぎ)のような相場になることです。上げでも下げでも、値幅を取ってこそ利益が出るのですから、平らな相場が、いつまでも続くことは真綿で首を絞められることと同じなのです。

そのため、ウォール街は、ときに、世界中のテロリスト・ネットワークとのコネクションを通して、9.11のような大規模なテロが起こる計画を事前に知ることによって、常に大儲けができる、ということになるのです。

この「ありえない激変」が、ボラティリティを大きくして多くの投資家に潤いを与えるのです。

ですから、ウォール街は常に大事件を必要としているのです。

モンサントのような軍産複合体の多国籍企業がテロリスト(彼らは、それを「傭兵」と呼んでいるが)に経済的支援を行ったり、エジプト革命のような中東全域に連鎖するような大きなうねりを作り出すために、「民主化を支援する」という大義名分を使うのです。

目利きが見ると、瞬間的に「この事件には、あの多国籍企業が関わっている」と分かるぐらい、この“投資モデル”は使いつくされてきました。ですから、それが通用しなくなってきたのです。

カモにされるGPIF(日本年金)

ところが、私たちの年金を、まるで自分たちのポケットマネーのように株式市場に突っ込み、日経平均を吊り上げているGPIFほど、その投資パターンが誰にでも分かる“お人好しのご本尊”はないのです。

日経平均を高値で維持し続け、国民を騙しつつ憲法改正に突き進もうとしている安倍首相が、株式市場が下落するごとにGPIFの職員を呼びつけて「年金をどんどん突っ込んで日経平均を上げろ」と怒鳴りつけている様子が内部から漏れ伝わってしまうくらいですから、欧米の投機筋であれば、とっくの昔にGPIFが安倍首相の意向で恣意的運用を余儀なくされていることを知っています。

短期間(数日)で株価を先物で暴落させれば、狼狽した安倍首相が、再び「ありったけ突っ込め」とGPIFに檄を飛ばすことが分かっているので、ヘッジファンドは、思い切りレバレッジを利かせて売買を行えば確実に巨利を得ることができるのです。

欧米勢にとって、もはや“濡れ手に粟”の市場がGPIF主導の東証なのです。

「マイナス金利」はステルス増税

「アベノミクスとは最初から幻想であり、世界の投資家を煙に巻きながら、ウォール街に日本の国民の富を貢がせるために考え出された悪性ウィルスだ」と書き続けてきましたが、いずれにしても、化けの皮が剥がされて末期症状に至った、ということです。

それを私は、「ステルス増税」ウィルスであると書いてきました。ウォール街という世界政府の集金マシーンに納税しているのです。

つまり、「あなたは自覚できないかも知れないが、あなたの富が、この瞬間もこっそり盗まれ続けている。そして、今後、さらにそれは酷くなる」ということです。

前回記事(米FRB、まさかの「マイナス金利導入」で終わる市場~国際決済銀行(BIS)の罠)では、「世界の中央銀行をコントロールしている国際決済銀行(BIS)の隠された狙いがそこにあるのです。人々の銀行口座は、そのとき、すっからかんになるはずです」と最後を結んでいますが、それについて、もっと詳しく説明したいと思います。

Next: 個人投資家が知っておくべき「2月16日」の不気味な符合

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