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金とは一味違う「銀」相場。短・中期的に上昇傾向も、問題はその先だ=田中徹郎

ここから銀相場はどう動く?

<短期の視点>

短期的な銀市場の動きを予想する場合、市場参加者の思惑は大きな意味を持ちます。

なぜなら前述のように市場が小さく、ほんのわずかなお金の出入りで相場が大きく動くからです。

そのような視点で見ると、アメリカの新大統領バイデンさんが打ち出した、太陽光発電など再生可能エネルギーへのインフラ投資の持つ意味は重要です。

実際にバイデン効果が出はじめるのは、おそらく1年後、2年後といった先になるでしょうが、
「思惑のお金」だけでも相場は大きく動くでしょう。

上記のような理由で僕は、短期的にも銀の相場上昇は十分あり得ると思います。

<中期の視点>

では、もっと先をみるとどうでしょう。

たとえば2019年のデータをみますと、太陽光発電で使われる銀は、すべての銀需要の約10%を占めており、これは決して小さな数字ではありません。

しかも銀の太陽光発電需要のトン数は、特に2014年以降急速に増えつつあります。仮に「バイデン効果」が1年後、2年後になるとしても、実際に銀の需要が増える可能性は高そうです。

であれば中期的な実需の点からも、銀価格は上昇するとみておくべきではないでしょうか。

以上のような理由で僕は、短期的にも中期的にも銀の価格は上がりやすい傾向が続くと思います。

急騰は長続きしない?

ただし、過去の銀相場を見ますと急騰は長続きせず、わずか1年から3年ほどで元の水準に戻っていることがわかります。今回もその点には注意が必要です。

たとえば太陽光発電の銀使用料を削減する技術が進歩する可能性もありますし、他の安価な素材への代替が進む可能性だってあります。

もし運よく皆さんが銀相場で大きく儲けたとしても、過去の相場から見る限り長期間そこに居座ってはいけません。ご自分で定めた水準に達したら、速やかに退出するという方法を心がけるべきではないでしょうか。

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一緒に歩もう!小富豪への道』(2021年2月5日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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