世界中の人と「オフレコな会話」が成立してしまう
リアルの世界でも、「オフレコだからこそ聞ける話」はありますが、それは特定の場所で、特定の人と出会ってこそ成り立つ会話であり、よほど積極的で社交的な人でない限り、自分の普段付き合っている人の枠組みを超えてそんな会話を持つことはとても困難なのです。
しかし、Clubhouseという仕組みを使うと、こんな風に、一瞬のうちに世界中の人と「オフレコな会話」が成立してしまうのです。
上手に利用すると、Clubhouseは、とんでもない価値のある「学びの場」になってくれる可能性があると感じました。
実生活に悪影響も? Clubhouseの「正しい使い方」はまだ存在しない
Clubhouseは実時間を奪うため、気をつけて使わないとエンジニアとしての生産性が落ちてしまうので注意が必要です。実際、Clubhouseを始めてから、プログラミングをする時間が大幅に減ってしまいました。
生産性のためには、「Clubhouseは封印した方が良い」とも考えたこともありましたが、先日の体験があまりにも素晴らしかったので、今後は時間を決めて限定した形で参加したいと考えています。
1つ考えているのはClubhouseのインタビューへの応用です。私のところには時々日本のメディアから取材がありますが、それをあえてClubhouseを使ってオープンな形で行うことにより、取材そのものをエンターテイメント・勉強する場にしようというアイデアです。
ちょうど、日本の新聞社から取材の申し込みがあったので、「Clubhouseを使いませんか?」と提案したところです。それに加え、このアイデアを Twitterでつぶやいたところ、2件ほど取材の申し込みがありました。
Clubhouseのような新しいプラットフォームは、「これが正しい使い方」のようなものはないので、こんなふうに、自分の都合の良いままに利用してみるのが一番良いと思います。