「すべてで業界ナンバーワンを目指す」孫正義会長の構想
最後に、いつも私は、物事の1番根幹が何かを見るようにしています。
Zホールディングスはソフトバンク傘下であり、さらに、その上にはソフトバンクグループの孫正義会長という存在があります。
今回の経営統合の頂点にいるのはソフトバンクグループの孫さんです。孫さんの考えはすべてにおいて、業界のNo.1でなければならないのです。
そう考えれば、今回の経営統合は、eコマース含めてNo.1プラットフォーマーたちをソフトバンクグループの中におさめるという、孫さんの構想の1部分であることがわかるでしょう。
技術的な快適さと経済的な富を得た先の、「未来都市」に私たちは向かっています。
次のフェーズで、No.1プラットフォーマーになるためには、「真の意味で豊かさを感じる」サービスを提供できるかどうかがカギとなります。次の時代の「覇者」となるべく、GAFAもここを見据えているのではないでしょうか。
私たちの生活に密着した巨大なプラットフォーマーである新生Zホールディングスは、果たして覇者になれるのでしょうか。
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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2021年3月17日)
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による