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日銀プレー?ブルームバーグ報道を信じて狩られるのは個人投資家=長谷川雅一

マーケットから駆逐されつつある個人投資家

最近は相場の上下変動が荒いため、その動きに翻弄されやすく、「何をやっても勝てない」と嘆く個人投資家さんも多いのではないでしょうか。

急騰(急落) → もみあい → 急落(急騰)

という動きが繰り返される今の相場では、安心感のあるトレードができません。こんな中、個人投資家の市場参加が難しくなっています。

政府は、なりふりかまわず、ただ「円安、株高」に誘導したいだけの「小手先の金融緩和」を行う。それにより相場は逆に不安定になって、個人投資家が投資しづらくなる。相場の急変に翻弄された個人投資家が大損する。

結局、1000分の1秒のトレードを行う、HFT(高速取引)だけが機械的に行われ、一般投資家が排除された取引所で、取引システム(コンピュータ)どうしが戦っているだけ、というおかしなマーケットになりつつあります。

安倍政権の金融政策によって、個人投資家は、市場から追い出されつつあるのかもしれません。

材料やムードに翻弄されないことが大切

では、個人投資家は、どうしたらいいのか。こういう相場では、まず、材料や相場のムードに翻弄されないことが大切だと思います。

少し前までは、「もっと下がる」という悲観論が台頭していました。しかし、底堅い動きを見せたあと、反発上昇しました。現在は、「もっと上がるのでは」といった楽観論が優勢になりつつあります。

しかし、テクニカル的に見て、かなり高くなっていますので、ここからは「売り」のチャンスを狙うタイミングだと思います。材料や、相場のムードに従って売買してしまうと、「ことごとく逆」ということになりかねませんので、注意が必要です。

材料や、相場のムードに関係なく、高くなったら売り、安くなったら買うという、単純な売買を繰り返す。これがベストではないか、と思っています。

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長谷川雅一のハッピーライフマガジン』2016/4/24号より一部抜粋
※記事タイトル・太字はMONEY VOICE編集部による

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