岸田政権が訴える新しい資本主義は「分配」が強調されているが、「成長と分配の好循環」つまりテンバガー(10倍株)を達成するような企業が次々と生まれてくるのが理想形です。未来のテンバガー候補となりえる特徴を持った企業を紹介します。(『証券アナリスト武田甲州の株式講座プライム』)
テンバガーを実現した3社
テンバガー(10倍株)というとちょっとドキドキしますが、結構たくさんあります。
たとえば、以下の銘柄が挙げられます。
・MonotaRo<3064>:53倍(2021年10月末までの10年間)
・神戸物産<3038>:58倍(同)
・日本M&Aセンター<2127>:37倍(同)

MonotaRO<3064> 月足(SBI証券提供)

神戸物産<3038> 月足(SBI証券提供)

日本M&Aセンター<2127> 月足(SBI証券提供)
特徴は景気敏感株ではなく「独自のビジネスモデル」
この3銘柄の10月末の時価総額はいずれも1兆円を超えていますが、10年前のおよその時価総額と対比すると以下の通りとなっています。
・MonotaRo:240億円→1兆2,932億円
・神戸物産:183億円→1兆711億円
・日本M&Aセンター:309億円→1兆1,729億円
実はこの3銘柄ともに、ほんの10年くらい前までは200~300億円前後の時価総額だったということがわかります。
特徴は「景気敏感株」ではなく「独自のビジネスモデル」
このような大化け株の特徴として共通するのは基本的に「景気敏感株ではない」こと。そして、「独自のビジネスモデルを持っている」ことも特徴です。
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