需要がある市場を攻める方法
副業を始める際に、「どの市場を狙っていくのか?」というのは、いろいろな考え方があると思います。
中でも、一番手っ取り早いのは「人々が何にお金を使っているのか?」に着目することです。たとえば、以下です。
■人生5大支出
1位:住宅(約4,000万円)
2位:マイカー(約3,300万円)
3位:老後の生活費(約3,200万円)
4位:保険料(約2,600万円)
5位:教育費(約2,500万円)
※参考:総務省「家計調査」「家計調査年報」
もちろん、この「5大支出」は人それぞれで、順位や金額は異なります。
しかし世の潮流という意味では、昭和の高度成長期から不動の地位を占めており、人々は生涯年収の多くをこれらに費やしているのが実情です(通信費が「5大支出」に迫っているといった、時代の変化もあるにせよ)。
住宅に関するビジネスモデルの作り方
今回は、この人生5大支出の中から、「住宅」に関するビジネスモデルの考え方について、例を挙げて説明することにしたいと思います。
まず最初に、徹底的に市場に目を向けます。「自分のこれまでのキャリアがどうだったか?」とか「自分の好き嫌いがどうだ?」などは、一切関係ありません。
「住宅」の場合、まずは自分が保有しているモノの中で、「住宅に関する需要に対して供給できるモノがあるか?」と考えます。
そこを突き詰めていった先が、投資家(他人に自宅を提供する大家業)ということなのですが、そこまでいかなくても、「あまり使っていない部屋がある」「このスペースが空いている」といったことくらいであれば、意外にあるのではないでしょうか。