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4月から高校授業「金融教育」必修化も、ジュニアNISA“終了”のちぐはぐ感。投資は日本に根付くのか?=遠藤功二

2024年以降は解約・出金が可能に

ジュニアNISA終了が決まった際に、2024年以降は18歳以前でも解約出金が可能になることが決まりましたし、継続管理勘定を使えば、0歳の子どもでも18歳まで長期投資ができるようになりました(1回はロールオーバーが必要ですが)。

個人的に、終了間際に変身したジュニアNISAは悪くないと思っています。

ジュニアNISA終了後は、未成年者の長期投資の道を再度創設していただきたいと思っています。

現在も課税の未成年証券口座はありますので、「NISA」や「つみたてNISA」の口座開設年齢を未成年まで引き下げれば事足りると思います。もともと未成年口座は、親権者が法定代理人になっています。子ども名義の預金口座が無事に稼働しているので、NISA口座も問題はないでしょう。

投資に対して過度に神経質になる日本の風潮が保守的な考えを助長し、ジュニアNISAの「18歳まで出せないルール」といった合理性に欠けるアイデアを生んでしまった。それが不人気を呼び、廃止に至った…と私は分析します。

豊かな日本を作るためにも、私は10代が投資に触れる機会をもっと作りたいと思っています。

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image by:milatas / Shutterstock.com
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億の近道』(2022年2月9日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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