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「日米金利差で円安」の大嘘。ドル円129円到達は日銀の失策、緩やかに円高に戻っていく=角野實

この円安は典型的な政策の失敗

参考までに日本の10-12月の成長率は、0.7です。アメリカは5.5です。円安基調は分母の円が小さいので理解できると思いますが、成長率の差が4.8で、20%近く円安になるのは、異常です。

つまり、あまりにも政府、日銀が金利差を喧伝した結果がこれなのです。みなそれに同意し、過剰なポジションを構築した。そこにファンドという投機がトレンドに乗った……ということが今回の円安だと思います。

典型的な政策の失敗ですが、相も変わらず、言語不明瞭で聞く気も起きない会見を行う黒田さん。早々にお引き取り願った方がよい、と思います。アジア通貨危機の反省(当時の国際局長は黒田氏)がまったく活きていません。

黒田さんは国際的に有名な金融理論家ですが、やっていることは根性とか気合とかセンチメントの類が多すぎるように思います。パウエル氏と比較すると、手腕の巧拙の差がありすぎるように思います。

どちらにしてもドル円はアメリカGDPまでは円高方向に動くように思います。その後、5月中旬の日本GDPと続きます。全体的な流れとしては中国の好調は続くと思いますので、全体的には人民元安、円高となるのでしょう、と予測をしています。

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2022年4月配信分
  • 客観的な事実としてドル円は金利差では動いていない(4/21)
  • 資源急落の可能性有。円安も終焉の可能性(4/20)
  • 経済ブロック化への危惧(4/19)
  • 日銀金融政策決定会合に注意(4/18)
  • 自然利子率とマーケット(4/17)
  • 円高になると思う(4/15)
  • プーチンがいうことが絶対のロシア(4/14)
  • インフレはまだまだ進行すると思います(4/13)
  • 今年のパフォーマンスは資源になるだろう、大商品の時代がやってくる(4/12)
  • 現金の価値が高まる社会(4/11)
  • どうやれば侵攻が収まるのか?(4/10)
  • なんかおかしいと感じませんか?(4/8)
  • バイデンはぼろ負けプーチン勝利(4/7)
  • ISM非製造業について(4/6)
  • ドル円のおさらい(4/5)
  • マーケットはある程度見えている、とは思います(4/4)
  • ロシアが西側同盟に楔を打つ、予定通りの行動(4/3)
  • やはり転換してきたマーケット(4/1)

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2022年3月配信分
  • ドル買いが終わった今後はどうなるのか?(3/31)
  • 元に戻ったのだろうか?(3/30)
  • 日銀は円安容認なのか?(3/29)
  • 円安が支配するマーケット(3/28)
  • 少し未来のことを考えればなんとなく見えることがある(3/27)
  • 金利高騰中\(◎o◎)/!(3/25)
  • やっと下がった、と、大国間の戦争の歴史(3/24)
  • ようやく実質金利が上昇し始めた・・・と「円相場」の解説(3/23)
  • やはり因果関係が大事だと思います(3/22)
  • マーケットの流れ(3/21)
  • なぜ株価は上昇するのか?(3/20)
  • きのうの本日の解説を検証してみましょう(3/18)
  • 本日のマーケットの見方、を解説します・・(3/17)
  • たとえば中国最大手不動産業者エバーグランデはどうなったのか?(3/16)
  • 正念場の金融市場(3/15)
  • アメリカの凋落 ―目の前に起こっている現実を間違えてはいけませんー(3/14)
  • エネルギー価格はまだまだ高い(3/11)
  • 今の状態を整理してみましょう(3/10)
  • もっと冷静にマーケットをみるべき(3/9)
  • 無茶苦茶な経済情勢(3/8)
  • なぜ金利が大事なのか? 整理してみよう(3/7)
  • 石油ショックの意味(3/6)
  • マーケットも、考え方も偏りすぎはよくない(3/5)
  • ウクライナはオラウータンの集団行動と同じ(笑) そのほかユーロなどもりだくさん(3/4)
  • 2016年から続く「強気相場」の終了(3/3)
  • やはり3月1日はあたまになる可能性? とウクライナはやっぱり茶番(3/2)
  • 露中銀のドル使用停止の意味(3/1)

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2022年2月配信分
  • おそらく全部茶番。 ウクライナ侵攻(2/28)
  • ロシアのNATO東方拡大阻止の意味(2/26)
  • 不況が予測されるのになぜマーケットは戻ったのか? わからないときは基本に立ち返る(2/25)
  • なぜ対ロ制裁は意味がないのか?(2/24)
  • とんだ茶番劇のウクライナ情勢(2/22)
  • わからなければ少しの未来をみればよい(2/21)
  • 新しい資本主義という本を読んでみた(2/18)
  • 実質金利が上昇(2/17)
  • ロシアの侵攻懸念に関する類推はいかがでしょうか?(2/16)
  • 原油にストラドルが入ったことを確認(2/15)
  • ウクライナはどうなるか?(2/14)
  • ロシアは資源大国になろうとしている、情報錯綜のウクライナ情勢の解説(2/13)
  • インフレ助長と通貨の解説(2/11)
  • 本日はインフレ指数の発表 予測されていることは怖くない(2/10)
  • アメリカへの不安(2/9)
  • 来週からおかしくなる可能性があります(2/8)
  • ウクライナ情勢はどうなるのか? インフレの行方は? マーケットの行方は?(2/7)
  • ISM非製造業指数の解説(2/4)
  • ドルが強くなるお話しとADP雇用(2/3)
  • ISM指数の解説(2/2)
  • なぜ月の後半に株価は失速するのか?(2/1)

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角野實のファンダメンタルズのススメ』(2022年4月21日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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