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ビル・ゲイツも出資「昆虫食」は人類を救うか? 国連食糧農業機関が推奨する理由と障壁=浜田和幸

ウクライナ情勢の悪化で食料の輸出が滞り、食料危機が問題となっています。そこで国連食糧農業機関が推奨しているのが、昆虫食です。まだ抵抗のある方がほとんどだと思いますが、人類の主食になる日も遠くないかもしれません。(「浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』」浜田和幸)

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※本記事は有料メルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』2022年5月13日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にご購読をどうぞ。当月配信済みのバックナンバーもすぐ読めます。

プロフィール:浜田和幸(はまだ かずゆき)
国際政治経済学者。前参議院議員。米ジョージ・ワシントン大学政治学博士。『ヘッジファンド』『未来ビジネスを読む』等のベストセラー作家。総務大臣政務官、外務大臣政務官、2020年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会委員、米戦略国際問題研究所主任研究員、米議会調査局コンサルタントを歴任。日本では数少ないフューチャリスト(未来予測家)としても知られる。

「地球の負荷の少ない食料としての昆虫食が優れている」国連食糧農業機関が推奨

世界が注視する中、ウクライナ情勢は厳しい事態が続いています。

ロシアやウクライナという穀物生産大国の輸出が思うに任せないため、世界的な異常気象と相まって、食糧危機が間近な問題となってきました。

そんな中、国際的に関心が高まってきているのが「昆虫食」です。

国連食糧農業機関(FAO)も昆虫食を推奨する報告書をまとめています。

それによれば「2050年に世界人口は90億人に達すると予測される中、温暖化による異常気象が顕在化しており、温室効果ガスの発生を抑え、地球の負荷の少ない食料としての昆虫食が優れている」とのこと。

「昆虫食こそ今後の食料としては最適」

確かに、昆虫にはタンパク質を多く含む種類が確認されています。

イナゴもコオロギも高タンパク質低脂肪で、他にもカルシウム、マグネシウム、リン、銅、亜鉛などミネラル分を豊富に含むものがいくつも存在しているのです。

また、昆虫はタンパク質に加えて、身体に良いとされる不飽和脂肪酸を含むものが多く見られます。FAOの報告書曰く「昆虫食こそ今後の食料としては最適」。

実は、地球は「虫の惑星」に他なりません。極地を除けば、地球上にあまねく存在しているからです。

日本だけでも10万種類を超える昆虫が生存しています。

Next: ビル・ゲイツやディカプリオも注目。昆虫食への投資が拡大中

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