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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は4日続伸、政府が一連の景気対策を検討

【ブラジル】ボベスパ指数 116274.24 +0.46%
19日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比531.17ポイント高(+0.46%)の116274.24で取引を終了した。115264.36から116459.14まで上昇した。

小幅高で寄り付いた後は前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、指数の上値は重い。米金利高など外部環境の悪化が指数の上値を抑えた。

【ロシア】MICEX指数 1978.40 -2.66%
19日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比54.00ポイント安(-2.66%)の1978.40で取引を終了した。2006.06から1953.74まで下落した。

大幅安で寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。 地政学的リスクの高まりがリスク回避の売りを加速させた。ウクライナ東部ドネツク市で19日、爆発が相次いだ。標的は「親露派」だと言われている。また、欧米が対ロ制裁を追加するとの観測も引き続き圧迫材料。一方、原油価格が上昇したが、指数を支えるには力不足だった。

【インド】SENSEX指数 59107.19 +0.25%
19日のインドSENSEX指数は4日続伸。前日比146.59ポイント高(+0.25%)の59107.19、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同25.30ポイント高(+0.14%)の17512.25で取引を終えた。

高く寄り付いた後は上げ幅をじりじりと縮小させた。前日の米株高を受け、インド株も買いが先行。また、国内最大の祭りである「デイワリ祭」準備に向けた消費が拡大されていることなども小売関連の物色手掛かりとなった。ほかに、政府が一連の景気対策を検討していることなどが指数をサポートした。

【中国本土】上海総合指数 3044.38 -1.19%
19日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比36.58ポイント安(-1.19%)の3044.38ポイントと続落した。

前日の軟調地合いを継ぐ流れ。中国で重要経済統計の発表が見送られたことや、新型コロナウイルス感染対策の防疫措置が一部地域で広がっていることを不安視している。広州市では多数のエリアで住民の外出が禁じられ、深セン市では15日から一部地下鉄駅を閉鎖した。また、北京市の一部でも封鎖措置がとられている。人民元安の動きも不安視。米10年債利回りは19日(日本時間)も節目の4.0%を超えて推移し、外国為替市場ではオフショア人民元が再び元安方向に進んでいる。中国などからの資金流出も警戒された。

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