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ウクライナ軍の死亡者数の真実は?米国のニセ情報で「ウクライナ有利」と断言する愚かな日本メディア=吉田繁治

ウクライナと米軍で死者数に差が出るのはなぜか?

このような差が生じるのには、以下のような理由が考えられます。

1)ウクライナ側は、海外から支援を得るために、自国の犠牲は少なく、ロシアの犠牲を多く言いたい。勝てる見込みがないと、支援も得られないからです。

戦争のあとは「勝てば官軍(善)、負ければ賊軍(悪)」になるからです。それが世界の、近代の歴史です。

大東亜戦争の後も、勝った米軍は、戦争犯罪の原爆(民間人の殺傷)を落としても、民主勢力であり善とされ、日本軍は軍国主義で全体主義であり、悪の軍隊とされたのです。戦争犯罪(ヒロシマとナガサキの民間人の殲滅)の原爆を落とす決定をしたトルーマンは、裁かれず英雄になっています。

敵対した軍人以外を殺すことは、現在の国際法でも戦争犯罪です。歴史上では、米軍は、連続して大きな戦争犯罪を冒し続けてきましたが、裁かれていません。

2)一方で米軍は、武器・要員支援の必要を言うため「このままではウクライナが負けるとして」、ウクライナ軍の犠牲を多く言いたい。

この結果が、ウクライナ軍の死者1万3000人(ウクライナの発表)と10万人(米軍の発表)でしょう。

ロシア軍の死者数については、この逆です。

・14万4000人(ウクライナの発表)
・5937人(ロシアの発表)
・4万から6万人(英国防省)

いずれにせよ、メディアは、事実を把握した報道が、できていません。

兵器の損傷も、軍人の死者数に、おおよそ比例しているでしょう。戦況の事実が分からないのに、メディアは、何を根拠に判断し、論を作って書いているのか…と思います。

ロシアには報告済みだったバイデンのウクライナ電撃訪問

バイデンの極秘だったウクライナ訪問(ポーランドから汽車で10時間)から、「米国は秘密裏に停戦をゼレンスキーに通告した」という推測報道もあります。

その根拠としては下記のような理由が上げられます。

1)米国務省と国務省は、ロシア(総司令官はプーチン)と秘密の連絡網を持っている(これは核兵器時代の事実です)。米国は、「バイデンが汽車で行くから、ミサイルを撃たないでほしい」と依頼し、プーチンは応じた。そのとき、武器支援の停止を言った。

2)米国下院では、共和党が多数派になっている。共和党は、米国のウクライナへの武器支援に反対している。現在は、下院共和党が、米国の予算(財政支出)の決定権をもっている。

汽車は標的の位置が決定でき、容易にミサイルの標的になります。しかも10時間、往復で20時間。「ポーランドから10時間かかけて汽車で行くから、さあ、撃ってくれ」となるでしょう。欧州の要人のウクライナ訪問も、全部が汽車です。

仮に岸田首相が行けば、同じように、ポーランドからの汽車旅行。制空権はロシアがもっているからです。戦車、兵器、物資も、汽車で運ばれていますが、ロシアのミサイルで撃たれて、少ししか前線に届いていません。

ロシアとの約束なしに、要人が汽車で行くことは100%ない。米国がプーチンに連絡したことは、事実です。

「武器支援の停止」を言ったかどうかは、不明です。ミサイルを撃たないことの交換条件として、「考えられない」ことではない。

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