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「高配当株」選びで消耗しているあなたに教えたい2つの“高配当ETF”。持っているだけでいい楽ちん投資術=栫井駿介

ラクできる高配当株投資とは

このラクではない高配当株投資をラクにしてくれるものの1つが、投資信託です。

しかし、日本の高配当株の投資信託を見ると、確かにファンドマネージャーがちゃんと選んだ高配当株が並んでいますが、「販売手数料2~3%」や「信託報酬1.3%」などの文言が付いてきます。

高配当株投資で4~5%の利回りを得るために、買った時点で2~3%の手数料を取られ、さらに毎年1%以上の信託報酬を取られてしまうとなると、投資信託では儲からないということになるでしょう。

ここで救世主となるのが『ETF』という商品です。

アメリカの上場しているETFは有名ですが、東証に上場しているETFもあります。

高配当株のETFとして代表的なものが『ネクストファンド』です。

取り扱っている商品は以下のようなものです。

ETFというと、ある程度機械的に行うところがあり、だからこそ手数料が安いというメリットがあります。

信託報酬は0.3%などの低い水準におさまっていますし、販売手数料に関しても、ETFは東証に上場しているので普通の株式と同じように買うことができます。

したがって、配当からみすみす削られることは無くなるということです。

気になる利回りですが、上図左の方では4.17%、右は3.64%となっています。

もちろん、高配当ランキング上位には劣りますが、50銘柄・70銘柄に分散しているので、おかしなことにはまずなりません。

個別株に投資していると、その株式がダメになってしまうというケースが多くあります。

高配当株投資での失敗のパターンとして、減配となってしまい配当が減り、配当目当ての投資家が抜けて株価も下がるというダブルパンチをくらってしまうというものがあります。

これが個別株投資のリスクということになります。

一方でETFはひとまとまりになっているので、確かにトップの利回りには劣りますが、配当が減ったところは自動的に除外されていくので、基本的には一定程度の利回りを得られるということになります。

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株価の推移を見てみましょう。

株価が上がって配当利回りが下がると除外されることになるので基準価格が大きく上がることはありません。

最近では配当株自体が注目されて基準価格が少し上がっていますが、基本的には株価はあまり上がらずに配当利回り分のリターンが得られ続けるものと考えてください。

分散投資の考えを使っていろいろな高配当株に投資し、中身は自動的に調整されて大きなリスクを負うこともないというまさに持っている”だけ”でいいものです。

このネクストファンドのETFにひとつ言うなれば、配当利回りがそこまで高くないというところがあるかもしれません。

Next: 日本にも根付いてきた高配当ETF、自分に合うものは?

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