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リニア開業を遅らせた大罪。中国かぶれの知事ひとりが反対して日本復活をも遅らせていた=鈴木傾城

中国もまた60兆円規模で上海市〜寧波市のリニア開発を目指しているのだが、開業は2035年だ。そのため、リニアの技術は世界に輸出できる国家的産業であり、中国はどうしても日本のリニア開通を断念させたいと考えている。

川勝平太は中国の国家主席・習近平にも会って会談している。そんな中で、日本のリニア開通を断念させることで何らかの密約があったのではないかと噂されているのだった。

中国に媚びるようなことばかりを約束する知事

2019年11月24日、川勝平太は王毅(ワンイー)国務委員兼外相と会談しているのだが、ここでは「静岡県は中国との経済・文化・観光など幅広い分野での交流を推進しており、今後も両地域の発展に貢献したい」とか、「習主席の静岡訪問を要請したい」と、まるで静岡県が中国の属州で、自分はその家来であるかのように媚びている。

さらに、川勝平太は2023年2月13日には孔鉉佑駐日中国大使と会見を行っているのだが、どうだったのか。

そこでも「静岡県が中国との交流を一段と強化する」とか、「静岡県は浙江省および中国各界との交流と協力を強化する」とか、「両国の青少年を引きつける良質なプラットフォームを築く」と、中国に媚びるようなことばかりを約束している。

川勝平太の中国礼賛が筋金入りなのは、習主席から「中国友好交流提携賞」を授与されているのを見てもわかる。

この賞は、中国のために献身的に活動する人間に与えられる。つまり、これをもらった瞬間にその人物は中国に心酔して活動する人間であるというのがわかる。川勝平太はそれを授与されているのだ。

中国は自分たちを利する人間を徹底的に懐柔して自分の手足のように操り、自分たちに敵対する人間は徹底的に攻撃して社会的抹殺をする体質がある。中国と一線を引かずに、まるで家来のように媚びる知事がいかに危険なのかは誰でもわかる。

川勝平太が「中国の工作員ではないか」と噂が立つのは、そういうところからきているようにも見える。

そのような背景を見ながら、4月2日の「リニアの問題が大きな区切りを迎えた」という言葉を聞くと、「(中国にいわれた通りリニア開通を徹底的に遅らせることに成功したので)リニアの問題が大きな区切りを迎えた」と捉える人がいるのも無理もないように見える。

日本の未来は中国かぶれの知事ひとりに反対されていた

静岡県民以外でも「飛行機もあれば新幹線もあるのにリニアを推進する意味があるのか?」という人もいる。

これについてはJR東海が『平成24年(5月~9月)、平成25年(5月~7月)の説明会における主なご質問』にて、以下のように述べている。

Q:中央新幹線を建設する意義・目的を教えて下さい。

・東海道新幹線は開業後48年が経過しており、将来の経年劣化や大規模災害に対する抜本的な備えとして、中央新幹線を早期に実現させることにより、東京・名古屋・大阪を結ぶ日本の大動脈輸送の二重系化が必要です。

・中央新幹線は、超電導リニアにより実現していきますが、超電導リニアの高速性による時間短縮効果によって、日本の経済及び社会活動が大いに活性化することが期待できると考えています。

・また、中央新幹線開業後の東海道新幹線については、東京・名古屋・大阪の直行輸送が相当程度中央新幹線に移り、現在の東海道新幹線の輸送力に余裕ができることを活用して、「ひかり」「こだま」の運転本数を増やすなど、現在とは異なる新しい可能性を追求する余地が拡大します。

出典:Q:中央新幹線を建設する意義・目的を教えて下さい。- JR東海

超電導リニアの技術は大きなイノベーションである。三大都市圏は相互に約1時間で結ばれれば、生産性の向上はより加速して、その経済的効果は計り知れないものになる。

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