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児玉化学工業—3Qは大幅増収増益も、為替等の影響大きく通期予想は据え置き

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児玉化学工業<4222>は13日、2026年3月期第3四半期(25年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比424.2%増の616.73億円、営業利益が16.93億円(前年同期は1.53億円の利益)、経常利益が18.35億円(同1.03億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純利益が238.03億円(同0.75億円の損失)となった。

樹脂成形事業の売上高は123.50億円、セグメント利益は8.31億円となった。自動車産業向けや家電向けにおいて販売が増加し、前年同期比で増収増益となった。自動車産業向けでは、旺盛な国内需要もあって好調に推移したことに加え、タイ現地法人の自動車産業向け販売が昨年に比べて徐々に回復傾向にあり、前年同期比での改善に寄与したようだ。

鋳鍛造事業の売上高は362.84億円、セグメント利益は9.60億円となった。米国での四輪向け販売や、タイでの二輪向け販売が好調に推移し、それらが円安効果により更に押し上げられたようだ。

粉末冶金事業の売上高は130.49億円、セグメント利益は3.14億円となった。2025年8月18日に主力工場で発生した漏水事故により生産ラインの一部が停止した影響もあり第1四半期は苦戦していたが、その後は順調に挽回しているようだ。

以上のとおり各事業の業績は順調に推移しているが、世界情勢や為替相場を踏まえ、2026年3月期通期の連結業績予想については据え置いた。これは、為替の影響を受けやすい同社の収益構造や、エクスペリアの半導体問題で主要販売先のホンダの自動車販売台数が低迷していることを踏まえてのものと思われる。特に、同社は第1四半期には、2.52億円の為替差損を計上していたが、第3四半期では4.28億円の為替差益を計上しており、半年で7億円近く経常利益が変動している。経常利益が為替相場の影響を受けやすい点には注視が必要であろう。

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