最近の米国株式市場をジョーンズはどう見ているのか?
ジョーンズは、最近の米国市場について警鐘を鳴らしています。
参考:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-04-21/OOQM9A6JTSFE01
根拠としているのが、米国株式市場の時価総額とGDP比率です。現在の米国株式市場の時価総額はGDPの1.1倍を超え、これは2000年以来の高水準だそうです。
英語の原文では、SP500指数のPERが22倍となっており、10年来の高さになっているとも述べられています。
「まだ慌てて守りに入る必要はない」仏大統領選、ジョーンズの見方
間近に迫ったフランス大統領選挙の決選投票に関して、「フランス大統領選で極右のルペン国民戦線(FN)党首が予想通りに負ければ、ナスダック指数が一段高になる可能性がある」ことも指摘し、「まだ慌てて守りに入る必要はない」とも発言していますが、今後の展開は要注意です。
そのフランス大統領決選投票ですが、5月7日に設定されています。もしルペン氏の勝利となると、市場は大混乱に陥りそうですが、直近の世論調査ではマクロン支持が64%、ルペン支持は36%。ただ、別の調査によれば、決選投票に向けては、ルペン氏の方が好スタートを切った、との報道もあり予断は許しません。
参考:http://jp.reuters.com/article/france-election-poll-idJPKBN17T0KC
決選投票は5月7日ですので、連休明けの5月8日(月)に、選挙結果の影響が真っ先に東京市場を襲うことになります。ここはジョーンズでなくても、偏ったポジションを持ったまま、連休を過ごすのはよくありません。ジョーンズも得意とした徹底したリスク管理が大事です。
ちなみに筆者も現在はキャッシュポジションを60%くらいまで高めていて、このまま連休を迎えようと思います。この続きはまた次回お話します。
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『資産1億円への道』(2017年4月28日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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資産が1億円あるとゆとりある生活が可能と言われていますが、その1億円を目指す方法を株式投資を中心に考えていきます。株式投資以外の不動産投資や発行者が参加したセミナー等で有益な情報と思われるものを随時レポートしていきます。