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ドル円は上値重く、98円ミドルが下値メドに~各通貨ペア・ペンタゴンチャート分析=川口一晃

ユーロ/円(EUR/JPY)節目に挑戦か

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先週のレポートでは、BCラインに注目した。下値支持線BCラインを維持することで、下げ止まりから落ち着いた動きになっていくことが期待されたからだ。実際には、ACラインを下値支持線としながら推移し、先週末には節目の水準に接近した。次の注目日は10月5日前後である。

A点水準:約115円
B点水準:約110円

今週のポイントは、節目を超えていくことが出来るのか否かということである。

あくまでも個人的見解

BCラインに注目した。このままBCラインを維持しながら推移をすることが出来るのであれば、節目を超えて堅調な展開へ移行していくことになるからだ。

値動きのポイント

下落エネルギーの強い相場に転換した。下値のメドとして110円前後を考えたい。上昇エネルギーの強い相場になるには赤丸水準の114円50銭を終値で超えることである。

現在のシナリオ

上値の重たい展開が続く可能性がある。上値抵抗線ACラインが控えている。また、B点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯より軟調な展開が鮮明になってきている。そして、週明けに変化日を迎えるからである。

第2シナリオ

節目を超えて堅調な展開になっていく可能性も残っている。下値支持線BCラインを維持しながら推移をしている。先週通過した変化日以降、陽線が続いているからである。

なお、MACDは買いシグナル点灯寸前となっている。スローストキャスティックスの数値は売られ過ぎ状態より上昇に転じ20%台を回復した。

豪ドル/円(AUD/JPY)三角もち合い形成か

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先週のレポートでは、BDラインに注目した。BDラインが下値支持線となることで、下げ止まりから落ち着いた動きになっていくことが期待されたからだ。実際には、BDラインを割り込むことなく、底堅く推移し、先週末にはADラインを超えてきた。次の注目日は10月5日前後である。

A点水準:約84円50銭
B点水準:約76円50銭

今週のポイントは、堅調な展開になっていくことができるのか否かということである。

あくまでも個人的見解

D点に注目したい。週央にD点が位置する時間帯を通過する。D点の上方を通過するのか、それともD点の下方を通過するのかによって、ペンタゴンの位置が変わってくるからだ。

(川口の捉え方…取扱いに注意)三角もち合いを形成している可能性がある。このような形は教科書では「下降型」とされているが、下降する確率が高いわけではない。実践の場では上昇しているケースもある。上昇するのであれば、q点水準、すなわち79円を終値で超えることが条件となろう。その場合、p点を試す動きになっていこう。逆に、BDラインを終値で割り込んでくると下放れていくことになろう。

値動きのポイント

下落エネルギーの強い相場が続いている。下値の第1メドは75円前後を考えたい。なお、上昇エネルギーの強い相場への転換のポイントは赤丸水準の79円を終値で超えていくことである。

現在のシナリオ

上値の重たい展開になっていく可能性がある。上値抵抗線CDラインが控えている。また、ADラインに絡みながら推移する可能性も残っているからだ。

第2シナリオ

堅調な展開につながる可能性もある。下値支持線BDラインから上放れてきた感もある。C点が位置する時間帯以降より値を上げてきている。そして、終値で上値抵抗線ADラインを超えてきているからである。

なお、MACDは買いシグナルが点灯し、上昇トレンドに移行したことを示唆している。スローストキャスティックスの数値は緩やかながらも上昇が続き、30%台を回復した。

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