【3】「群衆行動解析」で街の人々の異変を検知する(10:34~14:12)
東京都豊島区では、NECが開発した「群集行動解析」システムを導入しています。防犯カメラの映像から街で起きた異変、犯罪、トラブル等を自動で検知できるシステムです。
これを見て私は、監視カメラを監視する警備員は不要になると感じました。
従来の監視カメラはどちらかいうと、「犯罪が起きた後の証拠や捜査目的」で使われてきました。このNECのシステムでは、リアルタイムに人々の異常な行動を検知できるため、犯罪を未然に防ぐのに役立つと思います。
【4】急性白血病の患者を救ったIBMのWatson(14:13~18:48)
人工知能は医療の分野にも浸透しつつあります。
医者も生身の人間なので、患者の診断結果を見落とすことがあります。ところが、コンピューターは人間のように疲れることもなければ、気が散ることもありません。黙々と正確に作業することを得意としています。
MRIの画像診断を人工知能に支援してもらっている医師がインタビューに答えていて、「今では人工知能がないと不安です」と話していたのが印象的です。
そして、IBMのWatsonの活躍についても取り上げられています。
Watsonは2000万件以上の医学論文、薬剤情報を学習して、人間の医師が治療するのに苦労していた白血病患者に対して正しい診療を下しました。「この患者はただの白血病ではなく『二次性白血病』ではないか?」と判断して、これがドンピシャだったのです。
その判断を下すのにかかった時間は、なんと10分! 医師もこのスピードにはとても驚いていました。
Watsonに支援してもらえれば、医師の仕事効率が格段に向上すると思います。
【5】自動運転は8割ぐらいはすでに完成している!(18:49~22:01)
この自動運転については「百聞は一見にしかず」で、ぜひ動画を視聴してみてください。
私が見た感じ、ほぼ完璧な運転をしています。高速道路ではなく一般道でも、スムーズに自動車を操作しています。とんでもない時代が来たものです。
自動運転については、概ね8割は完成しているとのことです。残りの2割は「悪天候」や「道路の舗装状態が悪い」などの悪条件だと、間違った操作をしてしまうそうです(これも映像で確認できます)。
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