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金融業界に身を置く私が、今この時期にビットコイン取引を再開したワケ=持田太市

理由その1:8月危機を無事に乗り越えた

私はこの1ヵ月、仮想通貨の売買をしているわけですが、なぜこのタイミングでまた始めたのか、ということですが、8月頭にビットコインの分裂事件があったことは記憶にあるかもしれませんが、それが大きな問題なく終えたから、というのが理由です。意外と仮想通貨も粘り強いのではないか、と思ったんですね。

海外の取引所でも口座を開設してみて、オルトコインも試しにやってみているところですが、基本的にはコインチェックで扱っている仮想通貨に目をつけてやっています。その理由は2つあります。1つは、日本の取引所がオルトコインを扱う時に、それなりに流動性があるものを選んでいるだろうからです。要するに、取扱い審査をやっているはず、ということです。

理由その2:これからは日本人が相場を左右する

もう1つは、日本人の売買動向が影響を与えてくれるだろうから、です。仮想通貨マーケットにおいて、日本人の売買高は世界でも屈指になっています。

当初は中国人が沢山やっている、という状態でしたので、中国の動向次第というところがありましたが、今では日本人の取引(正確には、円ベース取引)がドルベース取引と拮抗しているという状況になっています。

ざっくり世界取引高の4割は日本からですので、日本人の動向はかなり注目されます。

イーサリアムなどオルトコイン売買の問題点とは?

ちなみにビットコインは、日本の取引所(ビットフライヤーやコインチェック)で取引するのは問題無いのですが、オルトコインについては問題ありです。それはスプレッドの問題です。

オルトコインの値付け、売りと買いの差が非常に大きく、だいたいのケースで片道3~5%、売り買いをすると6~10%の差が生まれます。これは、オルトコインが10%値上がりしても、全部スプレッド(手数料)でもっていかれてしまい、何も残らないという悲惨な状況に陥ります。

おそらく流動性がそこまでないために、取引所が海外からレートを取る際に大きく幅(バッファ)を取らないと提供ができない、ということなんだと思います。オルトコインというとわかりにくいですが、おそらく聞いたことがある「イーサリアム(ETH)」や「リップル(XRP)」といったコインもスプレッドがかなり大きいのです。

当初はこのスプレッドをそこまで意識していませんでした。なぜなら分裂騒動後のビットコインキャッシュ(BCH)やリップル(XRP)といった通貨は平気で30~50%の上昇(ボラティリティ)がありましたので、10%取られても利益が取れたからです。

しかし今はそこまで大きく価格が動かない上に、冷静になって10%という手数料を見た場合、これはさすがに馬鹿らしくなります。15%上がってラッキーと思っても、手元に残るのは5%で、しかも取引所の方が取り分が大きいわけですから。

オルトコインをやるのであれば、海外の取引所でやらなければいけない、という結論に今では至っています。日本の取引所では、円ベースの値付け(チャート)だけ見るというものです。

仮想通貨の利点といっていいと思いますが、土日も関係なくマーケットが動いている、ということは通常の金融商品とは違います。気になってしまう人は休みが無くて逆に悲惨かもしれませんが…。

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