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現役世代「生き残り」のマイホーム戦略~銀行住宅ローンに潜む罠とは?=東条雅彦

やっぱり有事には「フラット35」が圧倒的に有利である

100年に1回しかないイベントとどう向き合うかは、人それぞれの投資判断だと思います。変動金利と固定金利の両者には、それぞれメリットとデメリットがあります。

ただ、金利が上昇する局面では、(仮に1~2%の上昇であっても)固定金利の方が変動金利よりも有利です。有事を想定するなら、構造上、金利が変動しないフラット35(固定金利)はさらに有利になるしょう。

今、変動の優遇金利0.5%を適用されていても、金利がわずか0.6%上昇するだけで、固定金利の最低金利1.1%(25年ローンの場合)に届いてしまいます。

反対に、変動金利が固定金利に勝つのは、「今後、金利がまったく上昇しない状態が25年以上続く」というレアなケースでしかありません。もちろん、未来のことは誰にもわからないため、変動金利が固定金利に勝つケースもあるかもしれませんが、リスクとリターンが見合っていないことは確かなのです。

次回

次回の記事では、変動金利と固定金利のリスクとリターンの関係を示しつつ、多くのファイナンシャルプランナーや住宅ローン販売に関わる専門家の人たちが持っていない視点で、さらに詳しく解説していきます。

端的に言えば、株式等のオプション取引とよく似た構造になっていることに気付くでしょう。次回もお楽しみに!

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ウォーレン・バフェットに学ぶ!1分でわかる株式投資~雪ダルマ式に資産が増える52の教え~』(2016年12月25日号)より抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による

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