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【書評】そんな確定申告で大丈夫か?『税務署は3年泳がせる』が面白い=姫野秀喜

カクシンキ(1~3月)

いつもは

厳しい言葉を連発する調査官たちも、確定申告の間は納税サービスを担う国家公務員の役割に徹しなければなりません

確定申告について真摯に教えてくれる人に変身するということですね。

■派遣社員や家庭教師で、配偶者控除や扶養が外れてしまう

同じ派遣社員でも、業務委託か労働契約(雇用契約)かによって、配偶者控除から外れる金額が変わってしまう

【業務委託】→事業所得

上記は、38万円を超えると配偶者控除から外れる。

【労働契約(雇用契約)】→給与所得

上記は、103万円を超えると外れる。

家庭教師でも業務委託契約の場合があれば、上記同様、38万円を超えると子供が扶養から外れてしまいます。

■せどりの確定申告も3年泳がせる

せどり」とは、古本屋などで本を仕入れて、アマゾンやヤフオクなどのネットで販売し利益を上げることです。

ある人はせどりで利益が出ても

去年の3月に確定申告しなかったけど、税務署からは何も連絡がなかった

税務署は

3年くらいたってから無申告の税務調査という形で、突然家にやって来る

今後増えていくのは、おそらく無申告で納税していない「違法民泊」での摘発でしょう。許可されていないエリア・宿泊日数で違法に経営されている民泊で稼いだお金でも、利益が出たら必ず確定申告しましょう。

Next: 売上規模1000万円前後の調査は「ヨンロク(4~6月)」に行われる!

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